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2013/03/26

「プラチナデータ」鑑賞

先日、「プラチナデータ」を観てきました。大友啓史監督作品。原作:東野圭吾(「探偵ガリレオ」「容疑者Xの献身」「幻夜」)。出演:二宮和也、鈴木保奈美、生瀬勝久、杏、水原希子、遠藤要、和田聰宏、中村育二、萩原聖人 、豊川悦司他。

そう遠くない未来。国全国民のDNAデータ“プラチナデータ”を利用した高度なDNA捜査が導入され、検挙率100%、冤罪率0%の社会が完成していた。天才科学者、神楽龍平(二宮和也)は、警察庁に新設された特殊捜査機関“特殊解析研究所”に所属する犯罪捜査の専門家。ある日、DNA捜査システムを開発した蓼科早樹(水原希子)とその兄・耕作が殺される事件が発生。DNA捜査システムで解析した結果、事件の重要参考人として神楽がリストアップされてしまう。警視庁捜査一課の浅間玲司(豊川悦司)は、神楽を追うのだが・・・。神楽は白か黒か?“真のプラチナデータ”とは?

東野圭吾の原作小説を、大胆にアレンジした作品。原作では浅間と神楽の視点でそれぞれに物語が展開していきますが、本作では浅間の視点から構成された作品になっています。また、本作はキモになる、神楽とリュウという二重人格であるという事実は、後半まで隠されているのも何とも惜しい感じがします。確かに、浅間の視点で捉えていますから、捜査していく上で、その事実に当たるまでは分からないというのは当然ですが。

中盤の、神楽の逃走劇は映画らしく、スリル満点で見られました。バイクでの逃走シーンも臨場感があり、迫力満点。この辺りは映像作品の醍醐味と言えるでしょう。また、劇中に何度も登場するDNA捜査システムをはじめとしたコンピュータの映像が、先進的で良かったです。

しかし、本作では大胆にカットした登場人物が数名おり、そのためテーマの部分が変わってきているようにも思えました。行きすぎた科学の発達への警鐘という点では同じなのでしょうが、リュウが描く、「手の絵」を書く理由がちょっと違うのでは?と思ってしまいました。父との関係が希薄で、回想シーンの台詞でなんとか表現しようとしている感は分かりましたが、説明不足でしょう。なので、原作小説を読んでから観ると、さらに面白いのかもしれません。

また、ラストが全く違うという点も、大胆なアレンジだなあと思いました。本作では、後味の悪い、救いのない結末を迎えていますが、私としては原作小説のラストの方が好きです。進みすぎた文明から遠ざかり、人間としての本質を知ろうと第二の人生を歩む神楽には、希望があったに違いありませんから。とはいえ、これは致し方のないこと。小説と映画は全く別物ですから。

全国民のDNAを元にした犯罪捜査システムが構築された近未来を舞台に、身に覚えのない殺人容疑で追われることとなった天才科学者を主人公にしたミステリー。

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