「ウルヴァリン:SAMURAI」鑑賞

先日、「ウルヴァリン:SAMURAI」を観てきました。ジェームズ・マンゴールド監督作品(「ナイト&デイ」)。出演:ヒュー・ジャックマン(「レ・ミゼラブル」「リアル・スティール」)、真田広之(「最終目的地」)、TAO、福島リラ、ハル・ヤマノウチ、ウィル・ユン・リー ウィル・ユン・リー、ブライアン・ティー、スヴェトラーナ・コドチェンコワ、ファムケ・ヤンセン他。
鋭利なカギ爪と人並み外れた治癒能力を併せ持つミュータントのウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)。大物実業家・矢志田から連絡が入り、かつて命を救った旧友が、余命幾ばくも無いため、会いたいと言われた。再会も束の間、矢志田は病状が悪化し亡くなる。矢志田の孫娘・マリコ(TAO)がある組織から追われているところを助けたローガンは、彼女と逃げるうちにマリコに惹かれていく。しかし、何者かの策略にはまり治癒能力が発揮できなくなってしまい、大きな痛手を負ったローガンは初めて死を意識するのだった。
「X-MEN」シリーズの人気キャラクター、ウルヴァリンを主人公にしたスピンオフ作品第2弾。「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の続編ではなく、時系列的には「X-MEN:ファイナル ディシジョン」のあとに続く作品になります。確か、「X-MEN」の1作目の冒頭で、「そう遠くない未来」と表示されていたと思いましたが、その後の物語となる本作は、どう見ても現代日本が舞台。2000年公開の「X-MEN」から、その未来を追い越してしまったと言うことなのでしょう。
かつての仲間であった「ジーン」を死なせてしまったローガンは、悪夢に悩まされていました。その悪夢から逃れるように日本へと旅発つローガン。第2次大戦時に、命を救った旧友・矢志田に会うために駆けつけたローガン。しかし、病状が急変し亡くなってしまいます。葬儀の日、事件は起こります。孫娘であるマリコが、誘拐されそうになるのでした。いったい何があるのか?マリコとローガンの逃避行が始まりますが、行く手にはさらなる困難があったのでした。
ハリウッド映画特有の、ちょっとおかしな日本が登場します。東京タワーを望む、芝の増上寺から、秋葉原、そして上野へ。徒歩で移動するには、明らかにおかしな編集ではありますが、ロケ地の位置関係が分かっているから、そんなバカなとと思ってしまいます。ハリウッド映画等でも、同様のことはあるのでしょうが、位置関係が分からないから、納得しているだけなんだろうなと気づきます。
新幹線上でのアクションは迫力がありましたが、そんなバカなという感じになってしまい、リアル感が無くなってしまったのは惜しかったです。みんなあの「だるま」の看板のためです。そもそも、パンタグラフがあるだろうにと思ってしまいますが、さらに、あの車体ぎりぎりの部分に広告があるなんて、ナンセンスですからね。誰が見るのでしょう。
クライマックスとなるローガン対サムライソルジャー(?)の対決シーンは、さらに大迫力。全身アダマンチウムで覆われたロボットらしきモノ(結果的にはサイボーグかパワードスーツの部類でしょう)。アダマンチウムと爪を次々と折られて、為す術もなくやられていくローガン。倒すことはできるのか?そして、愛する女性を守ることはできるのか?
エンドロールの途中で、次回作へと繋がるショートエピソードが挿入されていますので、終わったと思ってすぐに席を立たないように。死んだはずのあの人が、そしてあの人も、登場し、新たなるシリーズの開幕を予感させてくれます。
異国の地、日本を訪れたウルヴァリンが遭遇する運命の人との出会いと壮絶な戦いが描かれるアクション大作。

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