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2014/01/08

「永遠の0」私的映画考Vol.288

先日、「永遠の0」を観てきました。山崎貴監督作品。原作:百田尚樹。出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、三浦貴大、吹石一恵、田中泯、山本學、風吹ジュン、平幹二朗、橋爪功、夏八木勲他。 

2004年。佐伯健太郎(三浦春馬)は、祖母の葬儀に参列するが、そこで祖父・賢一郎(夏八木勲)とは血がつながっていないことを知る。血縁上の祖父は、松乃の最初の夫で、太平洋戦争時に零戦パイロットとして出撃、終戦間近に特攻隊員となり散った宮部久蔵(岡田准一)という人物だった。健太郎は久蔵がどんな人物だったか調べようと、彼のかつての戦友を訪ねてまわる。しかしその先々で、海軍一の臆病者といった手厳しい評判を聞く。しかし、そこに秘めたる想いがあったのだった。

いかにも現代っ子の健太郎が、姉と共に血縁上の祖父の素性を訊ねて歩きます。最初は悪い話ししか聞こえてきませんでしたが、やがて、より近しい人間に出会う度に、祖父の懸命な想いを、生きて帰るのだという想いに気づかされていきます。

語り手の老人たちはベテラン俳優が揃っていて、それだけでも見応えがあります。それぞれの語り口は様々で、味があり、60年も前の話を、さも昨日のこととように語るのでした。熱く、時に激しく。言葉の端々に感謝の気持ちが混じり、今ここにいられるのは祖父のおかげだと。

様々な話しを聞き、健太郎は成長していきます。このままではいけないのだと。しかし、懸命に妻と子の元に帰ろうとした祖父が、なぜ、特攻の道を選んだのか?そこが分からない。いったい、祖父の最期の時に何があったのか?

泣き所は幾度となく訪れ、観る人によって違うのでしょう。そして、ラスト近く、現代の東京に、零戦が舞い降ります。敬礼をしながら通り過ぎる若き日の祖父。いったい、何を言わんとしているのか?これもまた、観る人によって受け止め方、解釈が違うのではないでしょうか?生き残った者の使命は、この平和な世界の礎となっていった人びとのことを永遠に語り継ぐこと。だからこそ、懸命に今を生きなければいけないのだと。

現代に生きる青年が、太平洋戦争の特攻出撃で亡くなった零戦パイロットの祖父のことを調べるうちに、祖母への思いを知るようになっていく姿を描くヒューマンドラマ。

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