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2014/02/14

「少女は自転車にのって」鑑賞

先日、「少女は自転車にのって」を観てきました。ハイファ・アル=マンスール監督作品。出演:ワアド・ムハンマド、アブドゥルラフマン・アル=ゴハニ、リーム・アブドゥラ、スルタン・アル=アッサーフ、アフドゥ他。英国アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。

サウジアラビア。10歳の少女ワジダ(ワード・モハメド)は、男友達と自転車競走をするため自転車を買うことを決意。母親(リーム・アブダラ)にねだるも女の子が自転車に乗ることに反対され、自分で費用を工面しようと、策を講じるが目標額には遠く及ばない。そんなある日、学校でコーラン暗唱大会が開催されることになり、ワジダはその賞金で自転車を買おうと懸命にコーラン暗唱に励むのだった。

サウジアラビアの文化の一端に触れることができる作品。宗教戒律によって女性の行動が制限されているサウジアラビア。女性のひとり歩きや車の運転を禁じています。肌を露出して外出することも許されません。しかし、主人公の少女ワジダは、どこか違います。コーランを熱心に読むこともなく、ベールもいい加減にまくし、靴も普通のスニーカー。ある日、1台の自転車に一目惚れ。この自転車に決めた!しかし、戒律の厳しいサウジアラビア。女の子が自転車に乗ることなど許されません。同年代の男の子たちは自転車を乗り回しているというのに。

さらに、ワジダは母親とふたり暮らし。父親はときどき顔を見せるだけ。一夫多妻制なのです。2人目の子どもを望む夫に対し、アピールをする妻。しかし、もう子どもが産めない身体なのでした。ここも悲しい。宗教的な描写は控えめではありますが、文化の違いとしてのギャップが大きいです。

そして、コーラン暗唱大会。熱心でなかったコーランの暗唱。しかし、自転車購入資金のためにとワジダは努力します。大会当日、素晴らしい集中力を見せるワジダ。次々と勝ち上がっていきます。最初は恥ずかしがっていた、節を付けて暗唱することも、本番では素晴らしい結果を引き寄せます。大会の結果は?自転車に乗ることはできるのか?

サウジアラビアで、女性として生きるていくことの厳しさを直視しながら、前向きに生きていこうと懸命に努力する少女の日常と母親との関係を描いていきます。不条理だと思うこともあるでしょうが、それでも生きていかなければいけないのです。強く、たくましく。

厳格な宗教戒律によって女性の行動が制限されているサウジアラビアを舞台に、自転車に乗る夢をかなえるため奮闘する少女の姿を描いた人間ドラマ。

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