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2014/05/22

「ある過去の行方」鑑賞

先日、「ある過去の行方」を観てきました。アスガー・ファルハディ監督作品。出演:ベレニス・ベジョ、タハール・ラヒム、アリ・モッサファ、ポリーヌ・ビュルレ他。

マリー=アンヌ(ベレニス・ベジョ)は夫と別れて4年。正式な離婚手続きをとるため、今はテヘランで暮らす夫アーマド(アリ・モッサファ)をパリに呼びよせる。アーマドがかつて妻や娘と過ごした家を訪れると、そこではマリー=アンヌの新しい恋人サミール(タハール・ラヒム)親子との新生活が始まっていた。長女リュシー(ポリーヌ・ビュルレ)との関係に悩んでいたマリー=アンヌから、娘の本音を聞き出してほしいと頼まれたアーマドはリュシーから衝撃の告白を受ける。

あいもかわらず、前情報を入れずに鑑賞しますので、何がこれから起こるのかと、不穏な空気感にドキドキです。人間関係が複雑です。舞台はフランス。マリー=アンヌとアーマドは元夫婦。アーマドは4年前に家を出てイランへ。子どもはいません。マリー=アンヌには娘がふたり。さらに前の夫との子どもらしい。で、新恋人サミールは息子が一人いて、5人で暮らしはじめたところ。

しかし、問題はサミールには妻がいて、意識不明の植物状態が8ヶ月続いているということ。過去にあった自殺未遂が原因で、この状態になってしまっていますが、そこにはどうやら家族が関係しているようなのです。そして、マリー=アンヌのお腹にはサミールの子がいるという事実も発覚。

そこに巻き込まれるように離婚手続きに訪れた元夫のアーマド。それも一家の家に寝泊まりするというのだからこじれるのが当たり前。後々、意図的にホテルを取らなかったような発言もありましたが、真相は明らかにはされません。もしかすると、長女リュシーが助けを呼ぶために画策したのかもしれません。

サスペンスという触れ込みだったので、誰かが殺されたりするのかと緊張しながら観ていましたが、そんなことはなく、過去の出来事に縛られた人びとが、葛藤する人間ドラマでした。サミールの妻の意識が戻らない限り、真実は闇の中ではありますが、この出来事を通して、家族は崩壊していくかに見えますが・・・。

最後は余韻のある終わり方。この家族が、この先いったいどうなるのか?サミールの妻は回復するのか?観る人にゆだねられるラストになっています。希望の光はあるように思えましたし、それぞれが幸せになってくれることを望みます。

協議離婚のため4年ぶりに自宅へ戻った男と元妻、その恋人、子供たちが織り成す人間ドラマ。

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