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2014/05/28

「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」鑑賞

先日、「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」を観てきました。J・C・チャンダー監督作品。出演:ロバート・レッドフォード(「キャプテン・アメリカ」「ランナウェイ 逃亡者」)

ヨットでインド洋を航海中の男(ロバート・レッドフォード)。突然、海上の浮遊物がヨットに衝突したことから、気ままな旅が一転する。浸水や無線のトラブル、さらには天候悪化に見舞われ、自然の脅威、飢えや乾き、孤独との闘いを強いられる。そして、男は自分自身の気持ちと向き合い、最後を悟り、大切な人に向けて手紙を書くのだった。

ロバート・レッドフォードの一人芝居が延々続き、台詞も最初の独白以外は、うめき声程度でほとんどありません。他の出演者も全くいません。それでも、主人公の言いたいことは分かるし、心情も伝わってきます。孤独感や焦燥感、行き場のない怒り等々。自然の驚異の前には、為す術もなく木の葉のように漂うばかりの気持ちはいかばかりか。

特に、救命ボートで、定期航路にたどり着いた時、何度か貨物船と遭遇するのですが、発煙筒や照明弾をはなっても、気づいてもらえない時の感情は痛いほど分かりました。夜の海は怖いですが、自分以外の外部の環境に阻害されたような気分が、その恐怖感に拍車を掛けたに違いありません。

すべてを失った男の運命はいかに?エンドロールには出演者は一人きり。役名は「OUR MAN」となっていて、“我らの男”という意味でしょう。固有名詞もなく、どこの誰かも分からない、これまで何をしてきて、なぜ今ここにいて、そして、何もかもなくした男。おそらくは、誰しもがこうなり得ることの象徴なのでしょう。いつすべてをなくすか分からない。そして、人生は漂流なのかもしれない。それでも、諦めずに懸命に生きるのだと。孤独に耐えかねて諦めたらそこで終わり。人間は強くたくましいのだと。

大自然の猛威にさらされ、海上でのサバイバルを余儀なくされた男の姿を描く人間ドラマ。

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