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2014年6月

2014/06/30

2014.06映画鑑賞総括

6月の劇場での映画鑑賞は14本。今年の累計67本。今月は、多めの本数で推移しました。

0602   あなたを抱きしめる日まで
0604   オー!ファーザー
0606   X-MEN:フューチャー&パスト
0609   8月の家族たち
0611   ハミングバード
0611   マンデラ 自由への長い道
0613   トカレフ
0616   ポンペイ
0618   ノア 約束の舟
0620   グランド・ブダペスト・ホテル
0623   ニード・フォー・スピード
0625   私の男
0627   ラストミッション
0630   ディス/コネクト

今月は、アクション、サスペンス、歴史、ドラマ、ラブストーリーとバラエティに富んだ作品でした。

今月良かったのは、「マンデラ 自由への長い道」。南アフリカ共和国の大統領だったネルソン・マンデラ氏の苦難の半生を描いた人間ドラマ。闘争に明け暮れた若い日々から、収監された晩年。そして、大統領となるまでを描きます。

おぼろげにどんなことをしたのかというのは分かってはいましたが、どんな人物だったのかまでは分かりませんでした。優秀だった若い頃、どんな恋愛をして、どんな家族がいたのか。そんな生活までを描いていて、さらにラブストーリーの要素があるのが良かったです。そこには愛があったという証し。さらに晩年、大統領になったあと、どんな愛を持っていたのか、興味が湧きました。

「あなたを抱きしめる日まで」も良かったです。実話に基づいた本作。今も劇中の人びとのように生き別れ、お互いを探している親子が多くいるんだとか。しかし、この行為が赦されるのか?というのははなはだ疑問です。それが戒めになるとは思えない。宗教観の違いと言えばそれまでですが、それにしても腑に落ちません。そう言う作品だからこそ、多くの人の目に触れて欲しいとも言えます。

「ポンペイ」「ノア」と歴史スペクタクルアクション2作品も凄かった。現代の技術で言えば、どんな映像でも作れるとは思いますが、それでも凄まじい自然災害の映像でした。「ポンペイ」では、火山弾に、大津波、火砕流と次々と襲われますし、「ノア」では大雨に続き、地中から水が噴き出す始末。大津波にもなったのでしょう。しかし、ノアは逃げ惑い、助けをこう人びとを救うこともしませんでした。それが神の意志だと言う思いに駆られて。

「私の男」も良かったですが、ここに来て、嬉しいニュースが入ってきました。モスクワ国際映画祭で、最高賞のグランプリを受賞したほか、主演の浅野忠信さんが最優秀男優賞に選ばれました。おめでとうございます。

来月7月は、今月始まってまだ観ていない作品を見たあとは「オール・ユー・ニード・イズ・キル」「マレフィセント」「ダイバー・ジェント」「ゴジラ」と大作が続きます。夏休み期間に入りますので、本数は少な目になるでしょう。また、ワールドカップの決勝トーナメントが始まっていますが、今後も本数を落とさないように&体調を崩さない程度に劇場に通おうと思っています。

2014/06/27

4K試験放送始まる! その2

2014年6月2日から4K試験放送が始まりました。チャンネル名は「Channel4K」。13時~19時まで無料放送。

先日、6月25日に発売となった4Kレコーダー、シャープ「TU-UD1000」を家電量販店で観てきました。一言で言うと4K映像はとても美しかったです。

「TU-UD1000」は、ソニーの4Kブラビア65型に接続されていました。シャープらしいデザインの本体と、大きめのリモコンが置いてありましたので、勝手に操作してみました。ホームボタンを押すと、メニューが表示され、録画されているタイトルを選択しますと、いくつか録画されていました。

さっそく、「4Kダイジェスト」と言う番組名を指定してみました。環境映像が収録されていて、富士山が映っていました。これが美しかった。画面ぎりぎりまで近づいて観てみても、アラが一切見えません。4Kテレビは近くで見るモノといわれていてますが、1mくらい離れたところから観ても、完璧といった映像でした。

その後、別のタイトルワールドカップ「日本vsコロンビア」の試合映像も見てみましたが、これは今一つ。本当に4K映像?と思うくらい粗い映像でした。全体にぼんやりとした感じで、観客席の暗い部分は黒く滲んでいました。これは元映像が悪いのでしょう。

BS-TBSで放送中の「THE世界遺産4K」も試験放送のラインナップにあったので、観てみたかったですが、残念ながら今回の録画リストには入っていませんでした。

本機を購入する予定はありませんが、4K試験放送のすごさは良くわかりました。これからも続々と、各テレビ局が試験放送に参入してくるようですから、期待したいと思います。

シャープ TU-UD1000

2014/06/26

「私の男」鑑賞

先日、「私の男」を観てきました。熊切和嘉監督作品。原作:桜庭一樹(第138回直木賞受賞)。出演:浅野忠信、二階堂ふみ、高良健吾、藤竜也、モロ師岡、河井青葉、山田望叶他。

奥尻島を襲った津波によって孤児となった10歳の花(山田望叶)は遠い親戚だという腐野淳悟(浅野忠信)に引き取られ、互いに寄り添うように暮らしはじめる。花(二階堂ふみ)が高校生になったころ、二人を見守ってきた地元の名士で遠縁でもある大塩(藤竜也)は、二人のゆがんだ関係を察知し、淳悟から離れるよう花を説得。やがて厳寒の海で大塩の遺体が発見され、淳悟と花は逃げるように紋別の町を去り、東京へと向かうのだった。

原作小説は、第1章2008年6月にはじまり、北海道南西沖地震のあった1993年7月までを時間軸を遡っていく構成になっていましたが、本作は時間軸の通りに描かれています。ときおり、フラッシュバック、フラッシュフォワードする映像が、特徴的。

象徴的に描かれているのが、赤い血のイメージ。抱き合うシーンでの降りしきる血は衝撃的。さらに殺人のシーンでも血しぶきが飛び散り、凄惨さを増しています。孤独を舐め合うように生きてきた二人は、お互いのぬくもりを確かめ合うことでしか、その術を知らなかったのかもしれません。

原作小説との大きな違いは、ラストシーンでしょう。禁断の父と娘の愛情を描いた作品ではありますが、映画版はどちらかと言えば恋愛、小説は親子愛として描かれているように思いました。小説版のラストでは、父親は自分が消え去ることで、愛を示したと思えるようなラストシーンが(第1章のラストですが)良かったのですが、本作では親子の恋愛は、これからも続くかのような終わり方でした。

流氷に閉ざされた北海道と東京を舞台に、孤児となった少女と彼女を引き取ることになった男の禁断の関係を描き出す人間ドラマ。

2014/06/25

ワールドカップを観よう!2014 Vol.2

待ちに待った夢の祭典、2014FIFAワールドカップブラジル大会。連日熱戦が繰り広げられています。

鑑賞したのは、

6月 18日 水   4:00  A      ブラジル         メキシコ                 NHK
6月 19日 木   1:00  B      オーストラリア   オランダ                 NHK
6月 19日 木   4:00  B      スペイン         チリ                     フジテレビ
6月 20日 金   4:00  D      ウルグアイ       イングランド             フジテレビ
6月 20日 金   7:00  C      日本             ギリシャ                 NHK―BS1
6月 21日 土   1:00  D      イタリア         コスタリカ               NHK
6月 21日 土   4:00  E      スイス           フランス                 NHK
6月 22日 日   1:00  F      アルゼンチン     イラン                   日本テレビ
6月 22日 日   4:00  G      ドイツ           ガーナ                   NHK
6月 23日 月   7:00  G      アメリカ         ポルトガル               TBS

でした。

グループAは、ブラジルvsメキシコの試合。面白い試合でしたが、結果的には0-0のドローでした。ブラジルの攻撃力に、負けず劣らずのメキシコ。せめぎ合いは見事でしたが、お互い勝ち点を1ずつ伸ばし、第3戦に勝負を賭けます。

グループBは、オランダがオーストラリアと点の取り合いをしながらも、3-2と勝利し、オランダは決勝トーナメント進出決定。負けたオーストラリアは、2敗で敗退が決定しました。もう1試合は、スペインvsチリ。前回優勝国のスペインはスピードのあるチリの攻撃にやられ、0-2と敗戦。いかにも攻撃力不足という感じです。スペインは2敗で敗退が決定。まさかの結果でした。

グループCは、日本vsギリシャ。決勝トーナメント進出のためには、是が非でも勝ちたい試合でした。日本が一方的に攻める展開でしたが、決め手に欠き、得点できません。高さのある攻撃のギリシャも得点できず、0-0のドローとなりました。コロンビアは2勝で決勝トーナメント進出決定。

グループDはウルグアイvsイングランド。イングランドはこの試合でも覇気が無く良いところがありませんでした。ルーニーの得点で盛り上がりましたが、ここまで。1-2で敗戦。もう1試合のイタリアvsコスタリカは、番狂わせで、コスタリカが1-0で勝利。イタリアが押し気味だっただけに苦い敗戦です。

グループEは、スイスvsフランス。フランスは安定感がありますが、スイスも好調。しかし、フランスの攻撃力が爆発し5-2フランスが勝利しました。

グループFは、アルゼンチンvsイラン。アルゼンチンがイランに苦戦します。一方的にアルゼンチンが攻める時間が長かったですが、堅い守りに阻まれ得点できません。しかし、後半アディショナルタイムにメッシがシュート。これが決まって決勝点となり1-0でアルゼンチンが勝利しました。ここぞという時に決めてくれる。これがエースです。しびれました。

グループGはドイツvsガーナ。これまた抜きつ抜かれつの点の取り合いとなりました。苦戦したのはドイツでしょう。最後の最後で追いつき、辛くも2-2でドローとなりました。ドイツは決勝トーナメント進出決定。負ければ敗退が決定するポルトガルvsアメリカの試合。気迫で押していたのはポルトガルでしたが、アメリカが終始リードする展開。しかし、土壇場で追いつき2-2でドローとし、ポルトガルは最終第3戦に決勝トーナメント進出の望みを掛けます。

なんと前回優勝国のスペインがグループリーグで姿を消すことになりました。確かに世代交代に失敗したかのような印象はありますが、それ以上にスペインのポゼッションサッカーが他国に良く研究されているという結果かも知れません。あそこにメッシがいたらと、何度思ったことか。攻撃力不足は歴然で、中盤を支配しても決められる人がいないという感じでした。

地元ブラジルはドローという結果ではありましたが、大いにスタジアムは盛り上がりました。第3戦に期待しましょう。開催国が敗退すると、大会自体が盛り下がりますが、ブラジルに限ってそんなことはないでしょうけどね。

今後の試合日程は以下の通り。

6月 24日 火   1:00 B      オーストラリア     スペイン         テレビ朝日
6月 24日 火   1:00 B      オランダ           チリ             フジテレビ
6月 24日 火   5:00 A      カメルーン         ブラジル         NHK
6月 24日 火   5:00 A      クロアチア         メキシコ         フジテレビ
6月 25日 水   1:00 D      イタリア           ウルグアイ       テレビ東京
6月 25日 水   1:00 D      コスタリカ         イングランド     NHK
6月 25日 水   5:00 C      日本               コロンビア       テレビ朝日
6月 25日 水   5:00 C      ギリシャ           コートジボワール NHK
6月 26日 木   1:00 F      ナイジェリア       アルゼンチン     NHK
6月 26日 木   1:00 F      ボスニア・ヘルツェ イラン           日本テレビ
6月 26日 木   5:00 E      ホンジュラス       スイス           NHK
6月 26日 木   5:00 E      エクアドル         フランス         テレビ朝日
6月 27日 金   1:00 G      アメリカ           ドイツ           TBS
6月 27日 金   1:00 G      ポルトガル         ガーナ           NHK
6月 27日 金   5:00 H      韓国               ベルギー         NHK
6月 27日 金   5:00 H      アルジェリア       ロシア           日本テレビ

2014/06/24

「ニード・フォー・スピード」鑑賞

先日、「ニード・フォー・スピード」を観てきました。スコット・ウォー監督作品。出演:アーロン・ポール、ドミニク・クーパー、イモージェン・プーツ、スコット・メスカディ、ラミ・マレック、
ラモン・ロドリゲス、マイケル・キートン他。

卓越したドライビングテクニックとエンジニアの腕を持つトビー(アーロン・ポール)は、かつてのパートナーであるディーノ(ドミニク・クーパー)により親友を死においやられ、無実の罪を被せられた。トビーは復讐のため、チューン・アップ・カーが公道を猛スピードで走る非合法のレースへの参戦を決める。勝つためにはどんな手段をも使うライバルたちや逮捕の機会を伺う警察に狙われる中、レースが始まるのだった。

前半は、気の良い仲間たちとの日々と収監されてしまうトビーを描きます。ユーモラスな仲間たちは皆、エンジニアとしては凄腕でモンスターマシンを作り上げます。過去に因縁を持つディーノが現れ、一悶着。賭けレースの途中に、仲間を一人失ってしまいます。そして、2年後。復讐に燃えるトビーが、ジュリア(イモージェン・プーツ)と共にロスへ向かいます。そして、非合法な公道レースが始まるのでした。

レースのシーンはとにかく大迫力。見た目映像も凄いですが、爆音を轟かせてカメラとすれ違うスーパーカーは絶品です。また、実写にこだわったスタントも素晴らしい。踊るように走る車列も美しいですが、空中を舞うシーンは凄い。良くもあれだけの超高額な高級車を飛ばすモノだと関心。ストーリーはB級っぽさがありますが、映像的には近来まれにみるカーアクション作品と言えるでしょう。

かつての仲間の策略にはまった男が、復讐のために非合法の公道レースに挑む姿を描き出すカーアクション。

2014/06/23

「グランド・ブダペスト・ホテル」鑑賞

先日、「グランド・ブダペスト・ホテル」を観てきました。ウェス・アンダーソン監督作品(「ムーンライズ・キングダム」)。出演:レイフ・ファインズ、F・マーレイ・エイブラハム、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ハーヴェイ・カイテル、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、トニー・レヴォロリ他。

1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。しかし、常連客のマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺されたことで、莫大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼するベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走するのだった。

1968年、今は寂れてしまったホテルを訪れた若き日の作家(ジュード・ロウ)が、オーナーのムスタファ(F・マーレイ・エイブラハム)から回想話を聞くカタチで綴られます。

色彩が絵本の世界のようで、栄華を誇った頃のホテルの中は実に楽しそうな色合いです。人物を中心に置く、独特のワンショットが、何とも言えない面白さを醸し出しています。また、漫画チックな動きを早回しで見せたりと、コメディっぽい動きも面白いです。

なにより、豪華出演陣が次々と登場し、それを見ているだけでも楽しくなってきます。で、役柄が、一癖も二癖もあるような人物が多いので、演じている方も楽しいのでしょう。

ホテルの中だけのお話しなのかと思いきや、物語は遺産争いへと発展し、殺人容疑、脱獄、雪上での追走劇、銃撃戦と何でもありの様相を呈していきます。何とも言えない愉快さが作品に満ちていますが、最後には信念のようなモノを感じることが出来ます。

格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。

2014/06/20

それゆけ!アクアくん Vol.50

2012年2月に納車されたトヨタ「アクア」。2年4ヶ月が経ちまして総走行距離は37,000kmを越えました。

日付  給油   距離  実測
0408  18.0   451  26.0
0415  31.0   732  24.5
0430  29.0   689  26.5
0520  32.0   889  27.8
0607  31.0   842  28.5

前回までの燃費の状況は上のようになっています。マイツールで記録していますが、そのままデータを貼り付けました。左から、給油日、給油量、走行距離、燃費となります。燃費はトリップメーターでの記録による燃費の実測値です。

春の訪れと共に、燃費も良くなっていっています。やはりこの時期は、暑すぎず、寒すぎずの気候なので、エアコンが必要ありませんし、暖機運転の時間も短くなってきていますから、燃費優先運転には良い季節です。

先日、私がハイブリッド車に乗って、丸10年を迎えました。2004年5月末にプリウスくんが納車され、およそ7年8ヶ月乗りました。その後、2012年2月からはアクアくんへとスイッチしまして2年4ヶ月、現在に至ります。

私がプリウスくんに乗り始めた頃は、ハイブリッド車が今ほど注目されていませんでしたから、街中でもあまり見掛けませんでしたが、10年後の2014年では、プリウスくんは、相当数走っていますし、さらにアクアくんが拍車を掛けハイブリッド車の台数は増加し、街中に溢れています。トヨタ車でも、ハイブリッド専用車以外の設定も増えましたし、他メーカーのハイブリッド車も沢山増えました。

エコロジーという観点で乗る人、注目する人もいますし、省燃費に注目する人もいるでしょうが、それでもハイブリッド車が巷に増えていくのは喜ばしいことです。環境に優しく、お財布にやさしい、それがハイブリッド車。どこに注目しても、環境に優しいことは間違いないのですからね。

とりあえず10年。今後、ハイブリッド車は進化していくことでしょうし、プラグインハイブリッド車や、電気自動車もリーズナブルになっていくことでしょう。未来のためになんて言うとおこがましい感じはしますが、これからも、ハイブリッド車を基本としたエコカーにに乗り続けていきたいと思っています。

2014/06/19

「ノア 約束の舟」鑑賞

先日、「ノア 約束の舟」を観てきました。ダーレン・アロノフスキー監督作品(「ブラック・スワン」)。出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン、エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンス、ローガン・ラーマン、ダグラス・ブース他。

夢の中で世界滅亡を意味するかのような光景を目にしたノア(ラッセル・クロウ)。それが神からのお告げであり、全世界を飲み込むほどの大洪水がやって来ると悟った彼は、その日から家族と共に一心不乱になって巨大な箱舟を造る。さらに、生命を絶やさぬようにと、この世の全ての種類の動物のつがいを次々と箱舟に乗せていく。だが、ノア一家の前に不安に駆られて箱舟を奪おうとする者たちが現れるのだった。

旧約聖書の創世記に記された「ノアの箱舟」の物語に新解釈を取り入れながら綴られた本作。昨今、世界で頻発する大災害は、このも語りのようなことが起こりうるのではないかという予兆のような気にさえなってきます。

天啓を実行すべく、いくつもの厳しい決断をしてきたノア。終盤恐ろしい決断をするのです。人間のいない世界に作り直すことが神の意志だと判断したノアは、家族が最後の人間になるべく、孫の誕生を阻止しようとするのです。狂気に満ちた顔が恐ろしいです。

確かに、人間がいなければ環境破壊は無かったのかもしれないし、生きるため以外に同類を殺すのは人間だけなのです。エデンの園を追放された人間の祖は、罪深い生き物だったのでしょう。だから滅ぼすのだと、人間はいなくて良いのだと。それは果たして、神との約束なのか?

全編を通して、旧約聖書に出てくるエピソードには違いありませんが、宗教的な雰囲気は少ないように感じました。しかし、狂信的な感じは否めない部分でした。

クライマックスとなる戦いから、大洪水へと続くの場面は大迫力。ぜひ、大音響、大画面でご覧いただきたいシーンです。CGによる洪水のシーンは圧巻ですが、ウォッチャーというクリーチャーが良い味を出しています。堕天使ではあるのですが人間を信用していないウォッチャーたち。しかし、アダムの末裔たるノアにだけは従うのでした。最後の戦いの時にも大活躍しますが・・・。

人類を破滅に導く大洪水がくる事を知り、巨大な箱舟に自身の家族と動物を乗せ、窮地から逃れようとする男ノアの物語がつづられるスペクタクルドラマ。

2014/06/18

ワールドカップを観よう!2014 Vol.1

いよいよ開幕しました。待ちに待った夢の祭典、2014FIFAワールドカップブラジル大会。連日熱戦が繰り広げられています。

鑑賞したのは、

6月 13日 金   5:00  A      ブラジル         クロアチア               フジテレビ
6月 14日 土   4:00  B      スペイン         オランダ                 NHK
6月 15日 日   7:00  D      イングランド     イタリア                 NHK
6月 15日 日   10:00 C      コートジボワール 日本                     NHK
6月 16日 月   4:00  E      フランス         ホンジュラス             日本テレビ
6月 16日 月   7:00  F      アルゼンチン     ボスニア・ヘルツェゴビナ NHK
6月 17日 火   1:00  G      ドイツ           ポルトガル               NHK

でした。

オープニングゲームは、開催国であるブラジルvsクロアチアの試合。面白い試合でした。序盤は様子見の展開でしたが、先制したのはなんとクロアチア。追う展開となったブラジルは凄かった。ネイマールが得点を決め、3-1でブラジルが逆転勝利。さすがのチーム力です。

グループBは、スペインvsオランダ。今大会の各グループの初戦は好カードが連続します。しかし波乱がありました。前回優勝国であるスペインが大差で負けたのです。1-5。これには驚きました。序盤は得意のボール回しでスペインが試合を進めましたが、どこかでスイッチが入ったのかオランダの攻撃力が爆発。怒濤の攻撃に為す術もなくスペインが敗戦。2戦目に期待しましょう。

グループCは、コートジボワールvs日本。本田の先制ゴールで勢いづく日本でしたが、後半途中投入のドログバに翻弄され、あっと言う間に1-2と逆転されてしまいました。得点力不足はあいかわらずで、FW陣が機能していない印象でした。

グループDも好カード、イングランドvsイタリア。イメージチェンジしたイタリアは攻撃力が増し、さらに堅守ですから言うことありません。イングランドは世代交代に失敗した印象で、良いところがありませんでした。2-1でイタリアの勝利。

グループFは、アルゼンチンvsボスニア・ヘルツェゴビナ。これまでのアルゼンチンは、メッシを活かしきれなかったですが、今回は違います。前回大会無得点だったメッシでしたが、今回はメッシ中心のチームとなり、得点も上げましたから、まずは一安心。2-1でアルゼンチンが勝利。ボスニア・ヘルツェゴビナも侮れないチームでした。

グループGもこれまた好カード、ドイツvsポルトガル。ドイツの高さと破壊力あのある攻撃にポルトガルが撃沈。クリスティアーノ・ロナウド有するポルトガルは、負傷による交代、退場者を出し不運続きではありましたが、良いところ無く敗戦。4-0でドイツが勝利。次の試合に期待しましょう。

地元ブラジルは余裕の勝利で好発進しましたし、攻撃力ではドイツとオランダが頭一つ飛び抜けた感じ、堅守に攻撃力を身につけたイタリアも虎視眈々と上位を狙います。第2戦では、決勝トーナメント進出を決める国も出てくるでしょうし、あとが無くなる国も出てきます。ますます熾烈な戦いが繰り広げられることでしょう。そんな中、日本代表は、勝利し希望を繋ぐことができるのか?今後の試合日程は以下の通り。

6月 18日 水   1:00 H      ベルギ―       アルジェリア             NHK
6月 18日 水   4:00 A      ブラジル       メキシコ                 NHK
6月 18日 水   7:00 H      ロシア         韓国                     TBS
6月 19日 木   1:00 B      オ―ストラリア オランダ                 NHK
6月 19日 木   4:00 B      スペイン       チリ                     フジテレビ
6月 19日 木   7:00 A      カメル―ン     クロアチア               TBS
6月 20日 金   1:00 C      コロンビア     コ―トジボワ―ル         NHK
6月 20日 金   4:00 D      ウルグアイ     イングランド             フジテレビ
6月 20日 金   7:00 C      日本           ギリシャ                 日本テレビ
6月 21日 土   1:00 D      イタリア       コスタリカ               NHK
6月 21日 土   4:00 E      スイス         フランス                 NHK
6月 21日 土   7:00 E      ホンジュラス   エクアドル               テレビ朝日
6月 22日 日   1:00 F      アルゼンチン   イラン                   日本テレビ
6月 22日 日   4:00 G      ドイツ         ガ―ナ                   NHK
6月 22日 日   7:00 F      ナイジェリア   ボスニア・ヘルツェゴビナ テレビ東京
6月 23日 月   1:00 H      ベルギ―       ロシア                   日本テレビ
6月 23日 月   4:00 H      韓国           アルジェリア             NHK
6月 23日 月   7:00 G      アメリカ       ポルトガル               TBS

2014/06/17

「ポンペイ」鑑賞

先日、「ポンペイ」を観てきました。ポール・W・S・アンダーソン監督作品(「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」)。出演:キット・ハリントン、エミリー・ブラウニング、キーファー・サザーランド他。 

ケルト人騎馬族の生き残りでグラディエーターのマイロ(キット・ハリントン)は、ローマ人への復讐心を胸に秘め、奴隷として戦いに身を投じていた。ある日、マイロはポンペイの有力者の娘カッシア(エミリー・ブラウニング)と出会い、恋に落ちる。しかし、彼女はポンペイの平和と引き換えにコルヴス元老院議員(キーファー・サザーランド)との婚姻を迫られていたが、その男こそマイロの復讐の相手だった。そんな折、ヴェスヴィオ火山が噴火し街に危険が迫る。

ヴェスヴィオ火山の噴火で一瞬にしてすべてが灰に埋もれてしまったイタリアの遺跡ポンペイ。その町を舞台に、奴隷の剣闘士(グラディエーター)マイロと有力者の娘カッシアとの身分差を超えた恋を縦軸に、復讐劇あり、パニックありで、劇的に物語を盛り上げます。

グラディエーターの戦いも、迫力がありますが、なんと言ってもクライマックスのヴェスヴィオ火山の噴火による映像が凄まじいです。最初は大きめの地震が頻発し、そして大噴火。すべてのエネルギーをため込んだかのような赤い溶岩が噴煙と共に巻き上がります。

ポンペイの街を襲う火山弾、逃げ惑う人びと、海へと向かいますが、そこには大津波が。地割れが起き、そして火砕流が街へと流れ込みます。まさに阿鼻叫喚。黒い火山灰が静かに舞い降り、すべてを飲み込んでいくのでしょう。今回は2D字幕版を鑑賞しましたが、3D版はさらなる迫力の映像になるに違いありません。

火山の噴火で街に危険が迫るなか、復讐に燃える奴隷戦士の戦いと愛を描く歴史アクション。

2014/06/16

「トカレフ」鑑賞

先日、「トカレフ」を観てきました。パコ・カベサス監督作品。出演:ニコラス・ケイジ(「ゴーストライダー」)、ダニー・グローヴァー、ピーター・ストーメア、レイチェル・ニコルズ、オーブリー・ピープルズ他。 

犯罪に手を染めていた過去を清算したポール・マグワイア(ニコラス・ケイジ)は、妻ヴァネッサ(レイチェル・ニコルズ)、娘ケイトリン(オーブリー・ピープルズ)と共に幸せな生活を送っていた。ある日、ロシア製の拳銃トカレフ(TT-33)によって娘が何者かに殺害される。復讐心に燃えるポールは、昔のギャング仲間と共に娘を殺害した犯人を探し始める。そんな中、ロシアマフィアが娘の殺害に関与している事を聞きつけたポールたちは、壮絶な復讐劇を開始するのだった。

過去にロシア人から金を奪い殺害した過去を持つ主人公ポール。今は、堅気になっていて、家族と共に平穏な生活を送っていました。が、娘が何者かによって殺害され、弾道検査の結果、ロシア製の拳銃トカレフが使われたことを知ります。過去の出来事から、ロシア人が復讐をしているのではと疑い、独自に捜査をはじめます。しかし、驚愕の真相が待っていたのでした。

出てくる人、出てくる人、すべてが疑わしく見えます。それは妻さえも。しかし、事件を追えども追えども、真相は見えてきません。いったい誰が?何のために?次第に、闇に葬り去ったはずの“悪”がポールの中に甦りはじめます。何もかもを捨て、犯人を追うポールが、最期に見た光景とは・・・。

ちょっとタガのはずれた狂気の人を演じたら、ニコラス・ケイジの右に出る人はいないのでは?と思わせてくれるバイオレンスっぷりを見せてくれます。少々残酷なシーンもありますので、鑑賞には注意が必要です。

トカレフによって何者かに娘を殺害された父親の復讐劇を描くサスペンスアクション。

2014/06/13

「マンデラ 自由への長い道」私的映画考Vol.292

先日、「マンデラ 自由への長い道」を観てきました。ジャスティン・チャドウィック監督作品。出演:イドリス・エルバ(「パシフィック・リム」)、ナオミ・ハリス、トニー・キゴロギ、リアード・ムーサ他。

南アフリカ共和国。弁護士として働いていたネルソン・マンデラ(イドリス・エルバ)は、現在の状況に疑問と怒りを覚え、反アパルトヘイト活動に身を投じる。やがて指導者として活躍するようになったものの、当局から目を付けられた彼は国家反逆罪で逮捕され、終身刑の宣告を受けてしまう。だが、決して衰えることのない闘志を持って民衆や世論を動かし、27年もの獄中生活を経てアパルトヘイト撤廃へと突き進む。そして、彼の活動の影には、常に最愛の妻ウィニー(ナオミ・ハリス)の存在があった。

名前こそ知っているモノの、晩年の活動しか知らなかったネルソン・マンデラ氏。それも映画から得られる知識だけでした。そのマンデラの半生を描いた本作。幼少の頃にはじまり、青年、壮年、老年と描いてきます。

反アパルトヘイト活動をしながらも2度の結婚をし、これからという時に、逮捕、収監されてしまいます。武力闘争へと傾倒していた結果でもありました。それにしても、この時代の政府は、なんとも過激です。これが許されていたというのは、恐ろしい限りです。

27年間にわたる獄中生活も克明に描きます。黒人男性は成人でも白人から“ボーイ”と呼ばれていました。だから、獄中では半ズボンを支給されるのです。これに対して、看守に自分たちを認めさせるために、長ズボンを要求するのです。ここでも政治はあったのです。

何年が過ぎているのか分からないのですから、白髪交じりになっていく髪に、年齢を感じます。あとは子どもの成長。その間も、妻ウィニーは圧政と戦っていました。自らも収監されたこともありましたが、それでも挫けず、武力を持って戦い続けたのです。

しかし、マンデラの考えは違いました。復讐しても何も変わらない、憎しみの連鎖はどこかで断ち切らなければ、この国は滅んでしまうと。それには赦しが必要なのだと。その信念の元、政府との交渉は続き、ついに自由になる日がやってきました。何年も待ち望んだ自由の日が。そして、心の支えとなっていた妻ウィニーへの想いは変わりませんでした。

大統領就任までを描く本作。おしくも昨年2013年12月に亡くなってしまいましたが、生前、完成前の映像を本人は見ることが出来たんだとか。

本作は政治的な側面も描かれいますが、ラブストーリーとしての面もきっちり描かれています。そこが良かった。2人目の妻ウィニーとの恋愛、そして引き離された二人。何年かぶりに妻との面会が許され、ふれあう二人。なかなか見ることのないシチュエーションです。いつも写真を見ていたマンデラ。想いは変わらないのかと思いきや、結婚した頃の彼女に恋をしているのだといいます。ここもなんか良かった。

国家反逆罪に問われ、27年間の獄中生活を強いられるも、後に南アフリカの大統領を務め、ノーベル平和賞にも輝いたネルソン・マンデラの半生を、その知られざる生い立ちや妻との愛を描いた人間ドラマ。

2014/06/12

「ハミングバード」鑑賞

先日、「ハミングバード」を観てきました。スティーヴン・ナイト監督作品。出演:ジェイソン・ステイサム、アガタ・ブゼク、ヴィッキー・マクルア、ベネディクト・ウォン、デイヴィッド・ブラッドリー他。

ジョゼフ(ジェイソン・ステイサム)は、かつて特殊部隊を率いる軍曹だったものの、罪を犯したことから、その罪や家族、社会から逃れ、ロンドンでホームレスとして息をひそめていた。少女イザベルと心を通わせていたが、その少女が突然拉致されてしまう。その後、次第に裏社会で頭角をあらわしていったジョゼフは、少女がすでに殺されていることを知り、すべてに決着をつけるため復讐の鬼と化すのだった。

「トランスポーター」シリーズや「アドレナリン」「エクスペンダブルズ」などで、ド派手なアクションを演じてきたステイサムが、アクション少な目で渋い演技を見せる人間ドラマ。

ホームレスとなっていた主人公ジョゼフは、ある日、事件に巻き込まれ、一緒に暮らしていた少女イザベルとはぐれ、自分はあるマンションの一室に身を隠していました。家主が長期間不在なのを知り、人生を取りもどすべく新生活をはじめ、中国マフィアの用心棒となっていくジョゼフ。

ホームレスの時に世話になったシスター・クリスティーナ(アガタ・ブゼク)との心の交流を経て、人間味を取りもどしていくジョゼフ。しかし、訃報が届きます。イザベルが殺されたと。そして、マフィアの情報網を使い、犯人を突き止め、復讐を開始するのでした。

派手なアクションはなく、ちょっとした格闘程度です。しかし、物語としての深見があるため、なかなか見応えがありました。ときおり、あの羽音と共にハミングバートの幻覚を見るジョゼフ。戦地での悪夢に悩まされます。全体に俯瞰の映像が多いですが、荒い映像で偵察機“ハミングバード”の目線が何回か出てきます。ジョゼフの行き着く先に、何があるのか?幻覚を見なくて済む日は来るのか?

過去の罪から逃れるようにロンドンの暗黒街で生きてきた男が、心の拠り所としていた少女を突如奪われ、復讐の鬼となる姿を描くサスペンス・アクション。

2014/06/11

まもなく開催!2014FIFAワールドカップブラジル大会

2014年6月13日(日本時間)から、2014FIFAワールドカップブラジル大会が始まります。ブラジルは日本の真裏ですから、時差が大きく昼夜逆転という感じになりますので、なかなか良い時間とは言いづらい時間帯での試合になりそうです。

ということで、マイツールを使って、グループリーグの試合日程を作ってみました。一次リーグは48試合ありますが、全部を見るのは時間的にも無理がありますので、厳選し、HDDレコーダーで録画して鑑賞すると言うことになりそうです。

今回は、日本時間で見ると1:00、4:00、7:00キックオフが中心となります。早寝早起きの私としては、とにかく早起きして観るようにするつもりです。見切れない場合は、日中、どうしても情報が入ってきてしまうのでなるべくシャットダウンしておいて、夜見ることになります。

NHK総合での生放送が基本で、BS-1では再放送があります。その他、民放地上波でも放送がある試合もあります。特に日本代表戦は複数のチャンネルでの放送が予定されている試合もあります。

日本代表は強豪揃いのグループC。大事な初戦はコートジボワール戦は6月15日、10:00キックオフ。日曜日ですから視聴率もかなり行くのではないかと予想されます。一次リーグはとにかく負けないことが大切ですから、初戦が決勝トーナメント進出への鍵となることでしょう。

まもなく2014FIFAワールドカップブラジル大会が開幕です。今回も、HDDレコーダー頼みの鑑賞となりますが、体制は万全ですから、大活躍してもらうとします。いよいよ、4年に一度のビッグイベント、夢の饗宴、ワールドカップの開幕です。わくわくどきどきの1ヶ月間が始まります。楽しみです。

2014/06/10

「8月の家族たち」鑑賞

先日、「8月の家族たち」を観てきました。ジョン・ウェルズ監督作品。出演:メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、クリス・クーパー、アビゲイル・ブレスリン、ベネディクト・カンバーバッチ、ジュリエット・ルイス、ジュリアンヌ・ニコルソン、サム・シェパード、ミスティ・アップハム他。第86回アカデミー賞主演女優賞、助演女優賞ノミネート作品。

オクラホマの片田舎。父(サム・シェパード)の突然の失踪をきっかけに、長女バーバラ(ジュリア・ロバーツ)、次女アイヴィー(ジュリアンヌ・ニコルソン)、三女カレン(ジュリエット・ルイス)の三姉妹が、数年ぶりに実家へ集まってくる。母・ヴァイオレット(メリル・ストリープ)は、重い病を患っているが誰よりも気が強く、いつでも真実を言うのが正しいと信じている毒舌家。それぞれの家庭、夢、恋、そして自分自身、守るべきものがバラバラな家族たちが、激しく本音をぶつけあう中、数々の“隠しごと”が暴かれていくのだった。

舞台劇を映画化しただけあって、台詞の応酬は凄まじい。それも名優たちの競演だけでも凄いのに、それぞれが本気のぶつかり合うのですから、それだけでも見応えがあります。特に、母と長女を演じるメリル・ストリープとジュリア・ロバーツの対決は鬼気迫るモノがあって凄いです。

とにかく台詞に力があって、いちいち説得力があります。中でも、「人生にはどっちつかずのこともある」と言うのが印象的でした。確かに物事白黒付けるのが欧米的な感じはしますが、人生には、はっきりとさせず、曖昧模糊なことがあっても良いじゃないかと。全体的に、人生の悲哀を感じる内容で、ラストもなんだかスッキリしない終わり方をしています。

父親の失踪をきっかけにひさしぶりに実家へと戻ってきた家族の悲喜こもごものドラマが繰り広げられるヒューマンドラマ。

2014/06/09

「X-MEN:フューチャー&パスト」鑑賞

先日、「X-MEN:フューチャー&パスト」を観てきました。ブライアン・シンガー監督作品。出演:ヒュー・ジャックマン(「ウルヴァリン」「レ・ミゼラブル」)、ジェームズ・マカヴォイ(「トランス」)、マイケル・ファスベンダー(「悪の法則」)、ジェニファー・ローレンス(「ハンガー・ゲーム」)、ハル・ベリー、ニコラス・ホルト、エレン・ペイジ、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン他。

2023年。史上最強のバイオメカニカル・ロボット“センチネル”によって、地球は壊滅へと向かっていた。この危機に、プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)は宿敵マグニートー(イアン・マッケラン)と手を組み、危機を根源から絶つため、時を越えた1973年にウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の“魂”を送り込み、開発を阻止しようとする。2023年と1973年。タイムリミットを控え、2つの時代で同時進行する激しいバトルは想像を絶する結末へと向かう。

「X-MEN」シリーズ最新作。滅亡の迫る2023年の人類とその発端となる“センチネル・プロジェクト”を阻止するべく過去1973年に向かうウルヴァリンの激闘を描きます。これまでのシリーズでは死んだはずの人物も出てきますので、一種のパラレルワールド、番外編と言えるでしょう。

いわゆる「ファースト・ジェネレーション」の世代へとウルヴァリンの魂が飛んで、過去の身体に入り込むと言う仕組み。それを、タイムスリップする能力を持ったミュータントが行っています。面白いのは、過去にいがみ合っているプロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)とマグニートー(マイケル・ファスベンダー)を協力させろと言うのですから、大変です。それも未来からきたウルヴァリンが言うのですから、話がこじれないはずはありません。アダマンチウムの改造を受ける前なので、あまり強くないのも良いです。

アクションシーンは大迫力。クライマックスでは、迫り来る新旧センチネルがミュータント達に襲いかかるシーンが交互に映され、緊張感を煽ります。そして、激闘の果てに未来を取りもどすことはできるのか?

エンディングロールの後には、さらなる続編へと続くと思われる、謎の人物(おそらくミュータント)が登場しますので、すぐに席を立たないように。

人類とX-MENたちの存続をかけ、X-MENが過去と未来で戦いを繰り広げる大人気SFアクションシリーズの劇場版第7作。

2014/06/06

そうだ、ピアノを弾こう!Vol.10

2013年4月、子ども時代からのブランクを感じながらも、随分久しぶりにピアノを弾き始め、これまで弾いてきたとのとは違い、コード弾きを勉強しはじめました。

安全地帯の「ワインレッドの心」がようやく弾けるようになったので、続いて練習を始めたのが、玉置浩二の「メロディー」。こちらも言わずと知れた名曲です。「 やさしく弾ける玉置浩二 ピアノ・ソロ・アルバム」 を購入し、その中から、これなら弾けそうだと思ったのが「メロディー」でした。もちろん大好きな曲の一つでもありましたので、これが弾けたら良いだろうなあという想いもありました。「ワインレッドの心」と同じく、♯がひとつというのにも安心感がありました。

「ピアノ・ソロ・アルバム」は、右手でメロディ、左手で伴奏という感じの楽譜になっています。その上部に、コードが書いてあります。私は楽譜をそのまま弾くのではなく、コードを見て、コードだけを弾くことを目指していますので、今回もそのようにしました。

また、前回同様、五線譜に出てくるコードで覚えていないモノを羅列し、分からない時はチラッと見ながら弾くようにしました。「ワインレッドの心」と重複しているモノもありますし、その間に覚えたコードもありましたから、それほどむずかしくもありませんでした。

ぼちぼちと練習して、弾いて覚えたかと思っては忘れ、また思い出しといった感じで引き続けますと、何となく弾けるようになります。「ワインレッドの心」よりも短い練習期間で、どうにかこうにか、詰まりながらも弾くことができるようになりました。また、鼻歌を口ずさみながら弾くこともできるようになってきました。自分なりには、まずまずの進歩だと思っています。

つづく。

2014/06/05

「オー!ファーザー」鑑賞

先日、「オー!ファーザー」を観てきました。藤井道人監督作品。原作:伊坂幸太郎。出演:岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳、柄本明他。 

大学教師の悟(佐野史郎)、ギャンブラーの鷹(河原雅彦)、体育教師の勲(宮川大輔)、元ホストの葵(村上淳)と父親を自称する男4人と同居する高校生の由紀夫(岡田将生)。何かと干渉してくる父親たちをわずらわしいと感じていた。ある日、サラリーマン風の男のカバンがすり替えられるのを由紀夫が目撃した後、何者かに監視され、自宅が荒らされる。さらに、謎めいた出来事が続く。同級生の不登校。街のフィクサーがハマったらしい詐欺。不可解な心中事件。熾烈化する知事選挙等々。すべての出来事が繋がっていることに気付いた由紀夫は謎を解こうとするのだったが・・・。

伊坂幸太郎氏の同名小説を、軽快なタッチでコミカルに描くサスペンス。それぞれが別々の出来事だと思っていたら、実は一つに繋がっていたという展開を見事に見せてくれます。雑多な部分を綺麗にそぎ落としながらも、伊坂作品独特な軽妙な会話はそのままで、それでいてわかりやすく構成してくれました。

高校生の由紀夫としては、ひとりでもうざい父親が4人もいるのですから、もう面倒でたまりません。何かと相談する時も、それぞれ4人に訊ねますし、同級生の女の子を連れてくれば、4人に冷やかされます。

しかし、4人の父親の由紀夫に対する愛情は人一倍。誰もが本当の父親だと思っていますし、「似てる」なんて言われたら有頂天。実にわかりやすく、愛すべき4人の父親です。

様々な伏線を回収しながら、物語は思わぬ方向へ。監禁された由紀夫の救出作戦が始まります。クライマックスの脱出劇は面白いです。そして、走馬燈のように蘇るそれぞれの父親との想い出が良い。さわやかな感動を味わえる作戦になっています。

原作との大きな違いは友人・鱒二の父親が出てこないこと。この存在が実に良かったのですが、実にもったいないと言う想いです。この鱒二の父親が出てくることによって、「やっぱり父親は偉大だ」と言う感じで物語が終わり、さらに深みが増したなあと思いましたが、本作ではその辺りがやや希薄だったなあと言う印象を抱きました。

年齢も性格もバラバラな4人の父親を持つ高校生が事件に巻き込まれ、父親たちが力をあわせて救出に挑む姿を描くサスペンスコメディ。

2014/06/04

トヨタ「Newヴィッツ」試乗体験記 その3

2014年4月、トヨタから、マイナーチェンジされた「Newヴィッツ」が発売されました。

さっそく先日、試乗へ行ってきました。燃費性能が向上したNewヴィッツ。その中でも注目の“スマートストップ”付きのヴィッツアクア乗りの私なりの試乗体験記を書いていきます。

試乗車は、「グレードF、排気量1300cc、駆動2WD FF、ボディカラー:ルミナスイエロー、SMART STOPパッケージ」です。燃費はカタログ値25.0km/L。

5,6kmの試乗コースを走ってみての燃費は12Km/Lでした。カタログ値25km/Lのおよそ半分です。アイドリングストップ車ですから、長距離を乗った場合は、あまり効果はないのかもしれませんが、エンジン自体が変わっていますから、長距離での燃費を期待しても良いのでしょう。この辺は試乗コースを走るくらいでは確認ができない部分です。

ハイブリッド車ではないので、発車時のスムース感はありません。おそらくですが、街中を走るのであれば、給油間の燃費は15~20km/Lくらいではないでしょうか?あくまで推測です。チョイノリが多いのであればヴィッツも良しという感じでしょう。

気になる価格ですが、今回乗った試乗車「F、SMART STOPパッケージ、1300cc」は消費税込み本体価格が、145万円ほど。オートエアコンが必要な方は「U、SMART STOPパッケージ、1300cc」だと170万円ほどになります。同じく燃費は25.0km/L。

グレードや排気量によって燃費がそれぞれ違いまして、25.0km/Lは「SMART STOPパッケージ、1300cc」のみです。1500ccや、1000ccの場合、「SMART STOPパッケージ」付き車でも、24.0km/L以下となります。さらに、エコカー減税も、税率が様々でして、「SMART STOPパッケージ」付き車は自動車取得税、自動車重量税とも100%減税となります。仕様によって、対象外の車も出てきますので注意が必要です。

と言うことで、総支払額は200万円以下で押さえられ、さらに実燃費はそこそこの15km/L~を維持できそうなトヨタの「Newヴィッツ」。街乗り中心であれば、費用対効果から言えば、文句なくヴィッツもいける!という感じです。長距離も乗るなら、長い目で見れば、やはりハイブリッド車に軍配が上がると思われます。あとは仕様、デザイン等もありますし、乗る人の好み、用途に合わせて選択すれば良いのでしょう。

2014/06/03

「あなたを抱きしめる日まで」鑑賞

先日、「あなたを抱きしめる日まで」を観てきました。スティーブン・フリアーズ監督作品。出演:ジュディ・デンチ(「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」)、スティーヴ・クーガン、ソフィ・ケネディ・クラーク、アンナ・マックスウェル・マーティン、ミッシェル・フェアリー、バーバラ・ジェフォード、ルース・マッケイブ、ケイト・フリートウッド、ピーター・ハーマン、メア・ウィニンガム他。第86回アカデミー賞、作品賞、主演女優賞他ノミネート作品。

1952年アイルランド、未婚の母フィロミナは強引に修道院に入れられた上に、息子を養子に出されてしまう。それから50年、イギリスで娘と暮らしながら常に手離した息子のことを案じ、ひそかにその消息を捜していたフィロミナ(ジュディ・デンチ)は、娘の知り合いのジャーナリスト、マーティン(スティーヴ・クーガン)と共に消息を追う旅に出るのだった。

ロードムービー的に、アイルランド、アメリカを訪ね歩きます。信仰心の厚いフィロミナと神の存在を信じないジャーナリスト、マーティンのちぐはぐコンビが面白く、ユーモラスに描かれていきます。しかし、真実が明らかになっていく内に、シリアスなムードになっていきます。

なんと息子はアメリカに養子に出されていて、そこにはお金が動いていたというのです。これが実話に基づいた物語だというのですから、本当に信じられないことが起こっていたのです。足跡を辿っていく内に、こころが折れそうになることもありました。それでも、息子を知っている人たちに会いたい。少しでも話しを聞きたいと言う強い想いが、彼女を突き動かしていたのでした。

しかし、そこには関係者の強い信仰心(それも盲目的な)が二人を隔絶することになってしまったのです。終盤、真実を隠蔽していたことに対して、怒り心頭に発すマーティンでしたが、そんな彼をフィロミナがたしなめます。信仰心の無い私としては、それは道徳的には許されない行為だろうにと思わずにいられませんが、すべてを赦そうとするフィロミナでした。ここも信仰心のなせる業なのでしょう。

10代で未婚の母となり幼い息子と強制的に引き離された女性の奇跡の実話を描くヒューマンドラマ。

2014/06/02

「ファイ 悪魔に育てられた少年」鑑賞

先日、「ファイ 悪魔に育てられた少年」を観てきました。チャン・ジュヌァン監督作品。出演: ヨ・ジング、キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、キム・ソンギュン、パク・ヘジュン、イ・ギョンヨン、ユ・ヨンソク、キム・ヨンミン、イム・ジウン、パク・ヨンウ他。 

男児誘拐事件を起こした犯人グループは、身代金受け取りに失敗して逃走する。リーダーのソクテ(キム・ユンソク)は手元に残された男の子を生かすことにし、凄腕の運転手ギテ(チョ・ジヌン)、プランナーのジンソン(チャン・ヒョンソン)、スナイパーのボムス(パク・ヘジュン)、狂気に満ちたドンボム(キム・ソンギュン)ら5人で彼の面倒を見る。やがて17歳になったファイ(ヨ・ジング)と名付けられた少年は自分の過去も忘れていた。そんな中、彼らに連れ出された犯行現場でファイはある恐ろしい真実について知ることとなる。

5人の父親と一人の母親に育てられたファイ。犯罪集団の元で育った彼は、それぞれの父親に犯罪のスキルを叩き込まれていました。んん?これは伊坂幸太郎氏の「オー!ファーザー」のシリアス版か?と一瞬よぎります。

ユーモラスなシーンもあるにはありますが、しかし、終盤に向かうにつれ、展開はよりハードになっていきます。ここまでくると「オー!ファーザー」とは似ても似つきません。過酷な運命を背負わされたファイ。暴走の果てにたどり着き、手に入れたモノはいったい何だったのか?すべての伏線を回収しつつ、怒濤のクライマックスへと向かいます。「父さん、なぜ僕を育てたのですか・・・?」彼の悲痛な叫びが胸を打ちます。

アクションシーンは見応えがあります。カーチェイスも凄いですが、終盤の銃撃戦のシーンの凄まじさは圧巻。若干、位置関係が分かりづらい感はありましたが、迫力のあるシーンになっています。また、残酷な描写も多々ありますので、鑑賞には注意が必要です。

犯罪者たちに育てられ彼らと同じ道を生きるしかなかった少年を描いたサスペンス・アクション。

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