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2014/06/05

「オー!ファーザー」鑑賞

先日、「オー!ファーザー」を観てきました。藤井道人監督作品。原作:伊坂幸太郎。出演:岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳、柄本明他。 

大学教師の悟(佐野史郎)、ギャンブラーの鷹(河原雅彦)、体育教師の勲(宮川大輔)、元ホストの葵(村上淳)と父親を自称する男4人と同居する高校生の由紀夫(岡田将生)。何かと干渉してくる父親たちをわずらわしいと感じていた。ある日、サラリーマン風の男のカバンがすり替えられるのを由紀夫が目撃した後、何者かに監視され、自宅が荒らされる。さらに、謎めいた出来事が続く。同級生の不登校。街のフィクサーがハマったらしい詐欺。不可解な心中事件。熾烈化する知事選挙等々。すべての出来事が繋がっていることに気付いた由紀夫は謎を解こうとするのだったが・・・。

伊坂幸太郎氏の同名小説を、軽快なタッチでコミカルに描くサスペンス。それぞれが別々の出来事だと思っていたら、実は一つに繋がっていたという展開を見事に見せてくれます。雑多な部分を綺麗にそぎ落としながらも、伊坂作品独特な軽妙な会話はそのままで、それでいてわかりやすく構成してくれました。

高校生の由紀夫としては、ひとりでもうざい父親が4人もいるのですから、もう面倒でたまりません。何かと相談する時も、それぞれ4人に訊ねますし、同級生の女の子を連れてくれば、4人に冷やかされます。

しかし、4人の父親の由紀夫に対する愛情は人一倍。誰もが本当の父親だと思っていますし、「似てる」なんて言われたら有頂天。実にわかりやすく、愛すべき4人の父親です。

様々な伏線を回収しながら、物語は思わぬ方向へ。監禁された由紀夫の救出作戦が始まります。クライマックスの脱出劇は面白いです。そして、走馬燈のように蘇るそれぞれの父親との想い出が良い。さわやかな感動を味わえる作戦になっています。

原作との大きな違いは友人・鱒二の父親が出てこないこと。この存在が実に良かったのですが、実にもったいないと言う想いです。この鱒二の父親が出てくることによって、「やっぱり父親は偉大だ」と言う感じで物語が終わり、さらに深みが増したなあと思いましたが、本作ではその辺りがやや希薄だったなあと言う印象を抱きました。

年齢も性格もバラバラな4人の父親を持つ高校生が事件に巻き込まれ、父親たちが力をあわせて救出に挑む姿を描くサスペンスコメディ。

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