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2014/08/28

「罪の手ざわり」鑑賞

先日、「罪の手ざわり」を観てきました。ジャ・ジャンクー監督作品。出演:チャオ・タオ、チアン・ウー、ワン・バオキアン、ルオ・ランシャン他。

会社の汚職により利益を吸い上げられてきた山西省の炭鉱夫ダーハイ(チアン・ウー)は、その怒りを抑えることができず暴力に走る。重慶で家族への仕送りを続ける若き父チョウ(ワン・バオキアン)は、妻と子には出稼ぎだと偽って強盗を繰り返していた。不倫を続け、歳を重ねてきた湖北省の女・シャオユー(チャオ・タオ)は、しつこく迫る客に我慢できず切りつける。“何か”を手に入れたくて、職を転々とする広東省の若者・シャオホイ(ルオ・ランシャン)は、ナイトクラブのダンサーとの恋に落ちる。中国で実際に起きた事件を基に、犯罪に手を出してしまった4人の男女の姿を描く人間ドラマ。

4人の男女の人間模様をオムニバス形式で描いていきます。接点はどこかですれ違った程度。それぞれが問題を抱え、罪を重ねていきます。これらが実際に起きた事件を基に描かれているというのですから、驚きです。

都会はあまりなく、ほとんどが中国の周辺部が舞台になっています。それも貧困層と言うべき人びとが主人公です。前半はバイオレンスもあり、少々残酷です。社会の歪みというのでしょうか、やりきれない事件が多く、社会からはみ出したというか、押し出されたというか、そんな人間達が、罪に走ってしまう一部始終を描きます。最後の若者は、将来がまだまだあっただけに、選択によってはどうにかなっただろうにと思わずにはいられません。

罪人は、それが罪であることを認められず、罪を重ねていくのでしょう。それは悲しい事です。ハリウッド映画のような派手さはありませんが、人生について何となく考えさせられる深みのある作品でした。

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