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2014/11/17

「悪童日記」鑑賞

先日、「悪童日記」を観てきました。ヤーノシュ・サース監督作品。出演:アンドラーシュ・ジェーマント、ラースロー・ジェーマント、ピロシュカ・モルナール、ウルリッヒ・トムセン、ウルリッヒ・マテス、ギョングベール・ボグナル、オルソルヤ・トス、ザビン・タンブレア、ペーター・アンドライ他。

第2次世界大戦末期の1944年、双子の兄弟(アンドラーシュ・ギーマーント、ラースロー・ギーマーント)は、都会から田舎に疎開する。祖母(ピロシュカ・モルナール)は20年ぶりに戻った娘(ギョングベール・ボグナル)との再会にも不満顔。双子たちだけが農場に残され、村人たちに魔女とうわさされる祖母のもとで水くみやまき割りなどの仕事をこなしていくのだった。

仲良くなった隣家の少女と一緒に、町の酒場で寸劇などをして小銭を稼ぎ始めたり、森の中では兵士の遺体を発見し、そこから武器を盗んだりと兄弟の悪事は次第にエスカレートしていきます。また、肉体を鍛えるためにお互いに殴り合ったり、精神を鍛える訓練で母の手紙と写真を焼いたり、残酷さに慣れる訓練として虫や魚などの生き物を殺したりもします。全くもって理不尽です。

その後も、警察から拷問を受けたり、隣家の少女が殺されたり、母親が目の前で死んだりと、戦争の不条理さが双子に降りかかります。そして、最後の訓練“別れ”がやってくるのでした。

まずもって、どこの国の出来事なのかさえ分かりませんし、登場人物の固有名詞が出てこないのも不思議です。まるで、どこかの架空の国で起こった出来事であるかのような表現です。そして、最後に取った行動の意味が、一番解釈がむずかしい。厳しい時代をなんとか生きようと懸命に過ごしてきた兄弟の健気さとたくましさには心打たれますが、説明があまりないので、理解できない部分、意図したことが伝わっていないであろうことが多くあったように思えます。

第2次世界大戦下の過酷な時代に、両親と離れて見知らぬ村に預けられた少年たちが、日々激化する戦いの中で自分たちのルールに従い、自らを厳しい状況に追い込んでいく姿を描く人間ドラマ。

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