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2014/12/02

「フューリー」私的映画考Vol.297

先日、「フューリー」を観てきました。デヴィッド・エアー監督作品。出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、スコット・イーストウッド、ゼイヴィア・サミュエル、アナマリア・マリンカ、アリツィア・フォン・リットベルク他。 

1945年4月、第二次世界大戦下。ナチス占領下のドイツに連合軍は侵攻していた。ある日、ドン・コリアーの戦車部隊に新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)が副操縦手として配属される。繰り返される戦闘の中、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにするノーマン。5人の兵士たちがぶつかりあいながらも絆を深めていく中、ドイツ軍の攻撃を受け、他部隊はほぼ全滅してしまう。そして、拠点を死守するべく、300人ものドイツ軍部隊が彼らを包囲されながらも、無謀にも“フューリー”一輛で敵を迎え撃つのだった。

第二次大戦を題材にした作品は数あれど、戦車部隊の作品はこれまで見たことがありませんでした。局地戦になりますから、映像的には地味ではあるのでしょうが、本作では迫力の戦闘シーンがリアルに描かれて行きます。

そして、副操縦士として配属された新兵ノーマンの目を通して、戦争の悲惨さを描いていきます。人間の行為とは思えないそのおぞましさに、寒気がします。しかし、それが現実。ドンの台詞に、「理想は平和だが、歴史は残酷だ」と言うのがありますが、まさにその通りなのです。いったい何のために戦っているのか、神はその行為に対して、どういう審判を下すのか、ふつふつと疑問・不安がわき上がっていくのでした。

“ブラッド・ピット最高傑作”“アカデミー賞最有力”と言う触れ込みの本作。確かに、素晴らしい作品ではあるのでしょうが、最後の締めに、もう少し何かあった方が良かったのでは、と思わずにはいられませんでした。家族のようになっていく仲間たちでしたが、一人また一人と戦死していきます。そして最期の時。感情の高まりを、そして行き場のない怒りをどこへぶつければ良いのか?そんな想いに駆られました。余韻ですよね。

“フューリー”と呼ばれるシャーマンM4中戦車たった一輛で300人ものドイツ兵に戦いを挑む5人の男たちの姿を描く感動の戦争ドラマ。

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