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2015/02/10

「おやすみなさいを言いたくて」私的映画考Vol.299

先日、「おやすみなさいを言いたくて」を観てきました。エーリク・ポッペ監督作品。出演:ジュリエット・ビノシュ、ニコライ・コスター・ワルドー、ローリン・キャニー、クロエ・アネット、デニス・マコーマック、ラリー・マレン・ジュニア 

報道写真家のレベッカ(ジュリエット・ビノシュ)は家族のいるアイルランドを離れ、紛争地帯など危険に身をさらしながら世界各地の問題を取材し、誰も気付いていない現実を伝えようとレンズを向けている。そんな彼女を理解してくれている夫マーカス(ニコライ・コスター=ワルドー)に長女ステフ(ローリン・キャニー)と次女リサを託し、精力的に仕事に打ち込んでいた。 彼女が命を落としかねない事件に巻き込まれたことから、家族の形に疑問を持つマーカスや、心を閉ざすステフら家族の本心が見えてくる。やがてレベッカは、自分の仕事が愛する家族を苦しめていたことに気付いていくのだった。

深い穴の底に横たわる女性、穴の縁で祈りを捧げる女性たち・・・。冒頭の得体の知れない儀式の正体は、なんと自爆テロ前の生前葬でした。その後の一部始終を取材するレベッカ。あまりにもむごたらしい現実に冒頭から打ちのめされます。

世界の片隅で実際に行われている、誰も知らない現実。その取材を続ける報道写真家。しかし、そんな彼女にも愛する家族がいるのです。ある事件を通して、レベッカとその家族は、現実を見つめ直します。いつも母親の死におびえている娘たち。思春期を迎えた長女ステフは、死にかけた母親に対して、どういう態度を取れば良いのかわかりません。

そして、レベッカは仕事を辞め、再び戦地には行かないと決意をします。家族との絆を再び取りもどすために。

しかし、その後、レベッカとステフは、娘の課題のためにケニアへ向かいます。安全だったはずの旅でしたが、ある事件が発生。レベッカは取り返しのつかない行動に出てしまうのでした。

家族を愛しているからこその行動、誰かがやらなければと言う使命感、その狭間で揺れる主人公の葛藤。悩み続けたレベッカが最後にとった決断とは?泣き所は幾度となく訪れ、愛あるからこその決断に感涙。

命をかけて世界中を飛び回る報道写真家が、家族との関わりの中から、仕事か家族かという究極の選択に迫られる姿を描く人間ドラマ。

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