2010年12月、ソニーの電子書籍“Reader” を購入しました。
昨今の電子書籍ブームに乗り、ソニーからも電子書籍端末「Reader(リーダー)」が発売され、ソニーストア で購入したのが、5型/800×600ドットの「Reader Pocket Edition(PRS-350)」。
今日は、「Reader Store」で配信が始まったコミックについてご紹介します。「Reader Store」では、毎週金曜日に新刊が登録され続けています。開始当初はいわゆる活字媒体の小説・エッセイ・ノンフィクション等のジャンルのみの公開でした。それが、2011年6月より、コミックが追加されたのです。
ソフトウェアの更新も無事終了し、コミックのサンプルも読むことができましたので、どんなコミックがあるのか物色開始です。
コミックは今のところ、講談社発行のタイトルのみとなっています。講談社だけでも新旧取り混ぜて、様々なジャンルのコミックがあります。少年誌で言うと少年マガジン系、青年誌は、ヤングマガジンに始まり、モーニング、アフタヌーン、イブニングと言った雑誌からのコミックがあります。女性向けでは、なかよし、少女フレンド、デザート、別冊フレンド等々に掲載されたコミックとなります。
シリーズ別の一覧もあります。その中には、懐かしいタイトルもたくさんありました。「あしたのジョー」「巨人の星」「タイガーマスク」なんてのはかなり懐かしい。「あしたのジョー」や「巨人の星」は少年時代にコミックを持っていましたが、ネットオークションで処分してしまったので、今は手元にありません。「タイガーマスク」に至ってはコミックは読んだことがありません。あの衝撃のラストシーンは噂で聞きましたが・・・。「男おいどん」や「クィーンエメラルダス」等松本零士作品もありました。
他にも「金田一少年の事件簿File」「FAIRY TAIL」「さよなら絶望先生」「ゴッドハンド輝」「海の大陸NOA」等々、新旧取り混ぜてラインナップされています。
全巻登録されている作品もありますが、最近の作品では途中までしか登録されていない作品もあります。また、講談社の書籍にはもれなく「このコンテンツは、ご購入後のダウンロード可能期間が365日間となります。」と記載されていて、制限が付けられています。購入後は、「Reader」本体から消してしまっても、何度もダウンロードできる訳ですが、この記述がある書籍については、1年間の期間がありますので、注意が必要です。
価格は、実際の書籍よりもわずかに安い設定になっています。「のだめカンタ-ビレ(#25(アンコ-ルオペラ編))」は実際が440円ですが、ダウンロード価格は420円となっています。「あしたのジョー」や「巨人の星」等はマガジンコミック版は絶版に(文庫版はあります)なっているようですから、比べようもありません。ちなみに1冊420円です。これを高いと判断するか安いと判断するかは、それぞれの考え方でしょう。
ちなみに私は、「あしたのジョー」の1巻を購入し、ダウンロードしました。「Reader」本体が文庫サイズで、ディスプレイ自体はさらに小さくなります。なので、文庫サイズのコミックよりもさらに小さくなる訳です。文字がつぶれて見えない訳ではありませんが、かなり小さいと感じました。また、サンプルで確認した久保ミツロウ・著「モテキ(1)」は最近の作品ですから、原稿自体がデジタル処理してあるのでしょうが、いかんせん古い作品はスキャニングにも限界があるのでしょうから、鮮明さが違うようにも感じました。
小説のデータは文字だけですから、自由に大きさを変えて、読むことができますが、コミックはそうはいきませんので、ディスプレイの大きさが少々ネックになるかもしれません。
2011/09/02付け「コミック<ウィークリーランキング>2011年08月26日(金)~09月01日(木)」によると、唯一の集英社コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」映画公開記念スペシャル版」が上位を占め、その後、「進撃の巨人」「聖☆おにいさん」「モテキ」「へうげもの」「Kiss×sis」「社長 島耕作」「GIANT KILLING」「宇宙兄弟」「生徒会役員共」「ちはやふる」の各巻が続きます。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」映画公開記念スペシャル版」は連載の1話分をばら売りするという面白い方式です。1話当たり、63円ですから、高いか?安いか?うーんですね。通常1冊のコミックには10話分くらいが収録されますから、少々高価なような気がしますが・・・。
まもなく発売となる、「Sony Tablet」でも2011年10月以降は、eBookストア「Reader Store」で購入・ダウンロードした書籍を読むことができると言う話しです。「Sony Tablet」はカラー液晶ですから、書籍の扱いにも幅が出るというモノ。ただ、バッテリーの持続時間がノートパソコン並みですから、気軽に旅行に持ち歩けるという感じにはならないでしょう。利点としては、PCを使わずに直接ダウンロードできると言うところでしょう。
今後も、電子書籍自体が注目され、紙媒体とはひと味違った使い方がされていくことになると思われます。紙だって有限の資源ですから、いつまでも読み続けることができない時代がやってくるかもしれません。ますます発展していくと思われる電子書籍。普及が促進されれば、より安価に、さらに便利になることに繋がりますから、興味のある方はぜひともご購入を!よろしくお願いします。
最近のコメント