カテゴリー「映画・テレビ」の記事

「あの日、欲望の大地で」鑑賞

先日、「あの日、欲望の大地で」を観てきました。ギジェルモ・アリアガ監督作品。出演:シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス、ブレット・カレン、テッサ・イア他。

レストランでマネージャーを勤めるシルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、颯爽と仕事をこなしつつも、行きずりの男性と関係を重ねる孤独な日々を送っていた。そんな彼女がいつも思い出すのは、少女時代に亡くなった母親のこと。シルヴィアの母・ジーナ(キム・ベイシンガー)は、妻子ある男性と恋に落ち、情事を重ねていたのだ。そんなある日、シルヴィアの前にマリア(テッサ・イア)という少女を連れた男が現れるのだが・・・。

シルヴィア、その母・ジーナ、そしてマリアと3人の女性の物語が時代、時間軸を前後しながら物語は展開していきます。行きずりの男性と関係を重ねるシルヴィア。不倫を続けるジーナ。重体の父親を心配する少女マリア。それぞれの物語の糸が、次第に解きほぐされ、一つの真実に紡がれていきます。

シルヴィアの心には、誰にも言わずにきた過去があり、それは大きな後悔となり、しこりとなってシルヴィアを追い詰めていました。そして、それは避けきれない女の性。冒頭、部屋の窓から親子連れを見つめるシルヴィア。なにを想うのか。シルヴィアの過去にいったいなにがあったのか?今のような生活を送るきっかけになった原因は、何だったのか?そして、マリアとシルヴィアの関係とは?

「21グラム」「バベル」の脚本家ギジェルモ・アリアガが初めて監督としてメガホンをとった本作。複数の場所・時間を横断して進んでいく展開は、謎めいた過去を徐々につなぎ合わせていく様は見事です。が、心情表現が淡く、その想いが伝わり辛かったように思えました。そして、あっさりとしたラストシーン。シルヴィアは何が変わったのか?なぜ?彼女たちの未来はどこへ向かっているのか?余韻と言えば余韻なのでしょうが。娘、母、女、それぞれの女性の想いをせつなく描く壮大な愛の物語。

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エコポイントって その6

省エネ家電を購入すると「エコポイント」がで付与されるエコポイント制度が2009年5月15日からスタートしました。

環境省・経済産業省・総務省では、さまざまな商品やサービスと交換できる「エコポイント」を省エネ家電購入時に付与するグリーン家電普及事業において、2009年5月15日以降の対象製品購入時からエコポイントが付与されます。対象製品は、統一省エネラベル4☆基準を満たすエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビ。

2009年8月にソニー液晶デジタルテレビKDL-22J5 を購入しましたので、早速、エコポイントの申請を行いました。申請は、書面またインターネットで行えます。私はインターネットでやりました。

必要書類を揃えたら、早速、入力開始です。まずはポイント申請画面を開きます。

名前や住所等「申請者情報」を入力、次に「購入商品登録」をします。購入日、購入店、型番、製造番号等を入力。保証書に記載されている情報です。リサイクル商品がある場合は、併せてリサイクル券番号も入力します。

次に「交換商品登録」をします。事前に選んでおいた希望商品コードを入力します。私の場合は、「A040 T-10 図書カード10000円分」。

入力が終わったら、発行ポイント計算、交換ポイント計算がなされ、残りのエコポイントも算出されます。私の場合は、10000ポイント発生、10000ポイント交換ですので、残りポイントは0となりました。

次に「内容確認画面」にて、申請内容にもれ、間違いがないかを確認します。で、このまま「送信」とすれば申し込み完了であれば良いのですが、エコポイントの場合は、必要書類がありますから、そうもいきません。確認が終了したら、「ポイント申請書印刷画面」にて、申請書を印刷します。印刷した書面に署名・押印し、必要書類を添付して、エコポイント事務局へ発送します。

手書きの書面もあるわけですが、インターネットで申請というのは、パソコンで入力するというだけのモノです。まあ、手書きが嫌いな私としては、ありがたいことではありますが。申請手続きというのは、難しい印象を受けますが、エコポイントに関しては、それほど難しいことはありません。

で、申請から待つこと2ヶ月。11月の上旬にエコポイント交換商品が宅配便で届きました。いやー、長かった。忘れた頃に届いたという感じです。確かに、エコポイントのホームページには、「商品の到着をお待ちの方へ」と言う文章が書かれており、そこには1~2ヶ月掛かります。とあります。該当商品の購入に関しては2010年3月までですから、私のように購入してすぐに申請する人が多いのでしょうから、申請が集中するのも分かりますから、致し方ないところでしょう。

エコ家電の普及により、二酸化炭素排出量を削減することや、地上デジタル放送の普及を促進する目的で行われているエコポイント制度。近い将来、該当商品を買い換える予定があるのであれば、この機会に、ちょっと早めに実行するのも良いかもしれません。予算がどこまで続くのか?来年以降も続くのか、詳細は分かりませんが、ぼちぼち検討していくの良いかもしれません。

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「SAWⅥ/ソウ6」鑑賞

先日、「SAW6/ソウ6」を観てきました。ケヴィン・グルタート監督作品。出演:トビン・ベル、コスタス・マンディラー、マーク・ロルストン、ベッツィ・ラッセル、ショウニー・スミス、ピーター・アウターブリッジ(「リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班」)他。

ジグソウ(トビン・ベル)の後継者ではないかと思われたFBI捜査官ストラムが死体となって見つかり、ジグソウ事件は終わったかに見えた。しかし、ストラムの上役だったFBI捜査官エリクソン(マーク・ロルストン)は世間のそうした風評に疑問を抱き、捜査を継続。そして、ホフマン刑事(コスタス・マンディラー)に近づく。果たして、真のジグソウの後継者は誰なのか?シチュエーションスリラーの人気シリーズ第6弾。

本編の前に、前作までの“SOW集編(総集編)”が上映されます。時間軸が複雑に絡み合ってきた新3部作と、前3部作との関連や、大まかなあらすじが確認できます。そして、前作「ソウ5/SOW Ⅴ」でわき上がった謎。ジグソウことジョンの元・妻ジル(ベッツィ・ラッセル)に遺された箱の中身はいったい何だったのか?

死してもなお、影響力を遺し、後継者たちによって続けられる殺人ゲーム。相変わらずのむごたらしさで、その映像はさらにグレードアップし、顔を背けてしまいそうになります。今回のターゲットは、保険会社の社員。命を軽んじ、自分たちの業績のために、生きようとする人々を見殺しにしてきた彼らに、ジグソウの鉄槌が下される。

ジグソウのポリシーを引き継ぐに足る人物にはいったいなにが必要なのか?ジグソウの最後の目的とは何だったのか?真のジグソウの後継者は誰なのか?様々な謎を解決するシリーズ完結編。今度こそ、本当の「ゲームオーバー」。

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「スペル」鑑賞

先日、「スペル」を観てきました。サム・ライミ監督作品(「スパイダーマン」シリーズ、「ギフト」「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」)。出演:アリソン・ローマン、ジャスティン・ロング、アドリアナ・バラッザ、ローナ・レイヴァー他。

銀行の融資担当として働くクリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は、ライバルに勝って次長に昇進するために、上司に自分の能力をアピールする必要に迫られていた。そこに現れたのはジプシー風の老婆(ローナ・レイヴァー)。クリスティンは、彼女の3度目の不動産ローン延長の願いを悩んだ末に断ってしまう。低姿勢だった老婆は態度を豹変。激怒し、飛び掛ろうとしたところを取り押さえられ、その場を追いやられた。その夜から奇妙な出来事が起こり始める。それは老婆の呪いなのか・・・?!

「スパイダーマン」シリーズの監督として、一躍有名になったサム・ライミ監督が、自らの製作会社ゴーストハウスピクチャーズ(「30デイズナイト」)にて、監督した作品。もともとホラー作品を数多く撮っていたサム・ライミ監督。久しぶりのホラーサスペンス作品。「スパイダーマン」シリーズで培ったCG技術をふんだんに活用した映像は、凄いです。CGと実写の境目が良くわからないシーンが多々あるので、その技術の進歩ぶりには感心してしまいます。

とにかく怖さは一級品。ぞくっと鳥肌が立ちます。びくっとしてしまうこと数回。突然現れる老婆に驚きます。精神的に追い詰められていく主人公クリスティン。ジプシーの呪いなのか?呪いに悩まされ続けるクリスティンに、日常は執拗に追いかけてきます。仕事、恋人との関係等々。呪いを解くために、奔走するクリスティンでしたが、すべての策は失敗に終わり、言い伝えによる3日目の夜が明けようとしますが・・・。

日常生活に潜む些細なきっかけが呼びおこす、ホラーサスペンス作品。保身のためのほんの小さな不親切が、逆恨みを呼び、恐怖の日々が訪れます。伏線も見事に、最後まで目が離せない。恐怖の中にも奇妙な笑いが込められている衝撃作。

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エコポイントって その5

省エネ家電を購入すると「エコポイント」がで付与されるエコポイント制度が2009年5月15日からスタートしました。

環境省・経済産業省・総務省では、さまざまな商品やサービスと交換できる「エコポイント」を省エネ家電購入時に付与するグリーン家電普及事業において、2009年5月15日以降の対象製品購入時からエコポイントが付与されます。対象製品は、統一省エネラベル4☆基準を満たすエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビ。

と言うことで、私も2009年8月にソニー液晶デジタルテレビKDL-22J5 を購入しましたので、早速、エコポイントの申請を行いました。

申請は、書面またインターネット行えます。私はインターネットでやりました。まずはエコポイントのホームページから、ポイントの確認を行います。対象製品一覧表(地デジ対応テレビ)を確認します。テレビサイズごとに一覧が表示されますので、該当の製品がありました。

地上デジタル放送対応テレビ
テレビサイズ エコポイント数(点)
46V以上 36,000
42V、40V 23,000
37V 17,000
32V、26V 12,000
26V未満 7,000
買い替えをして さらに 3,000
リサイクルを行う場合

購入したテレビが22V型で26V未満に該当しますので7000ポイント、古いテレビはリサイクルに出しましたから+3000ポイント。合計10000ポイントとなります。

次に交換する商品を選びます。「エコポイント交換商品情報」から、選択します。 交換商品には、「商品券・プリペイドカード」「地域型商品券」「全国型の地域産品」「都道府県型の地域産品」「省エネ・環境配慮製品」「環境活動を行っている団体への寄附」等があります。PDFファイルまたは、検索機能を使って見ることが出来ます。

いろいろ見ましたが、結局、「A040 T-10 図書カード10000円分 10000点」にしました。これであれば、ポイントを余すことなく利用することが出来ますし、何より一番使えると思いました。書籍はほとんどネットで注文していますが、雑誌は書店で買うようにしていますから、利用価値は十分あります。

交換商品が決まったら、書類の整理です。

申請に必要な書類は、

  • 「保証書(コピー)」購入日、購入店、購入製品の型番・製造番号が分かるもの
  • 「領収書/レシート(原本)」購入日、購入店、購入製品の型番、購入者名が分かるもの
  • 「家電リサイクル券の排出者控え(コピー)」リサイクルする場合のみ

です。これらの準備が終わったら、いざインターネットで申し込みです。つづく。

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手塚治虫2009「わたしの手塚治虫」鑑賞

先日、手塚治虫2009「わたしの手塚治虫 ~こころに残る名セリフ・名シーン~」を観ました。2009年11月3日(火)、午後8:00~午後11:00  BS2。司会・石澤典夫アナウンサー。ゲスト、石坂浩二、鹿島茂、高橋源一郎、山田五郎、東ちづる他VTR出演者多数。

今年2009年は、手塚治虫の生誕80年、没後20年にあたります。今年2月から続々と放送された手塚治虫関連番組(「手塚治虫のすべて」「手塚治虫・現代への問いかけ」)に続いて4月からスタートした「週刊・手塚治虫」も終わりました。そして、最後を締めくくるのは出演者、視聴者の選ぶ、手塚作品の人気ランキングを紹介する「わたしの手塚治虫」です。もし、手塚先生がご存命なら2009年11月3日は81回目の誕生日。それを記念しての特集番組です。

「週刊手塚治虫」終了近くからホームページで開始された投票をもとに、手塚作品の人気ランキングが発表されました。作品の大筋を紹介しながら、心に残る「名シーン・名セリフ」の投票された内容も紹介していきます。

まずは、ゲストが選ぶ手塚作品ベスト10。少々年齢が上の方が多かったので、偏った傾向があったようにも思いましたが、なかなか面白かったです。私がベスト10を選ぶなら、「ジャングル大帝」、「火の鳥(特に鳳凰編)」の一位二位は決まりで、そのあとは、

「ブラック・ジャック」、「鉄腕アトム」という有名どころから、「未来人カオス」や「W3」、「来るべき世界」、「メトロポリス」、「アドルフに告ぐ」、「七色いんこ」、「新宝島」、「ブッダ」と言う感じです。ゲストの皆様もおっしゃっていましたが、順番を付けるのはたしかに難しいですね。

アトムの中でも「アトム今昔物語」は特別な作品ですし、「ビッグX」、「魔神ガロン」、「メタモルフォーゼ」、「グンランドール」、「鉄の旋律」、「0マン」、「ロック冒険記」、「三つ目がとおる」等々、少年時代に読んだ作品はわりと心に残っていて、捨てがたい作品も多くあります。「奇子」、「きりひと賛歌」、「シュマリ」、「陽だまりの樹」等々、青年誌に発表した作品群にも好きな作品がたくさんあります。

で、視聴者が選ぶ手塚作品ベスト10は、こうなりました。

第1位 ブラック・ジャック
第2位 火の鳥
第3位 鉄腕アトム
第4位 ジャングル大帝
第5位 どろろ
第6位 アドルフに告ぐ
第7位 三つ目がとおる
第8位 ブッダ
第9位 リボンの騎士
第10位 W3

上位三位までは、順当と言えば順当でしょう。4位以下は読んでいる人の数にもよるでしょうし、何よりホームページでの募集でしたから、年代も40代、50代が上限になるでしょうし、圧倒的に30代以下の得票数が多かった作品、それもメジャーな作品が多かったとも言えます。なので、はがきでの募集もあれば、ランキングに若干の変動があったかもしれません。

私ももちろん投票しました、「ジャングル大帝」のラストシーン「大団円」。番組中「新潟県のtobioさん」と名前だけ紹介されていました。ありがとうございます。

ジャングル大帝のラストシーンを書く時に、チャイコフスキーの「悲愴」を掛けながら書いたと言います。私の一番好きなクラシック曲を、大好きな作品の大事な場面を書く時に、大好きな手塚先生が聴いていたというのですから、嬉しい限りです。

生命は永遠に次の世代へと受け継ぎ続けられ、“ジャングル大帝”の名もまた受け継ぎ続けられて行くのでしょう。自然を愛し、生命の尊さを説き続けた手塚先生のテーマの集大成とも言える作品だと思っています。

今年放送されたNHKの手塚治虫2009の番組を観て、あらためて手塚作品の奥の深さ、テーマの大きさ、現代、未来の人々へ向けたメッセージが多く込められていたことに感動しました。

そして、それを受け取っている人々の多さもまた感慨深いモノがありました。番組中に紹介された視聴者からのメッセージには、励まされたり、考えさせられたり、将来に関わったりと言うモノが多く、手塚治虫の意志は多くの人々に、強く受け継がれている様にも思いました。

読み手のそれぞれの経験にたより、読んだ時期、年代により、受け取り方が、様々で、いろんな考え方があるのだなあと感心しました。私も手塚作品を読むようになって30有余年が過ぎました。最近、読み返すことがありますが、やはり少年時代に読んだ時とは、ひと味もふた味も違うテーマの深さを受け取り、浸っています。手塚治虫が遺したモノは、人々の胸に残り、それがいつか芽を出し、花開くことがあるでしょう。

もし、手塚先生が、今でもご存命であったら、どんな作品を書いたのか?という問いにゲスト陣が答えます。生命の尊さを説き続けた手塚治虫。争いごとのない、平和な未来を夢見ていたかもしれませんし、行き過ぎた科学文明を批判し続けたかもしれません。

確かに少年時代に読んだ「鉄腕アトム」の未来世界は21世紀になっても実現はされていませんが、それでも人類は今日も明日も生き続けます。少しずつ未来へと進む人類。きっと、希望に満ちた日が来るに違いありません。その時まで、我々一人一人が、出来ることを少しずつ、やっていくしかないのです。「ガラスの地球」を救うために。そして、地球に住む生きとし生ける、すべての生き物のために。

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「きみがぼくを見つけた日」鑑賞

先日、「きみがぼくを見つけた日」を観てきました。ロベルト・シュベンケ監督作品。出演:レイチェル・マクアダムス(「きみに読む物語」)、エリック・バナ(「ミュンヘン」)、アーリス・ハワード、ロン・リビングストン、スティーブン・トボロウスキー、ジェーン・マクリーン、ブルックリン・プルー他。

幼い日、母が運転する車で事故に遭う寸前にヘンリーは突然時空の彼方へ姿を消す。以来、過去や未来へと時空を飛び越えるようになるが、その行き先は彼自身にもわからなかった。ある日、クレアという女性と出会う。「やっと巡り会えた」と言うクレア。戸惑うヘンリー。ヘンリーの特殊な能力のことを知るクレアは、幼い頃から何年にもわたってヘンリーと会っていたと言うのだが・・・。

SF設定を使ったラブストーリーになっています。過去だけでなく未来にもタイムトラベルするヘンリー。困ったことに、行き先は分からない。自分の意思とは関係なく飛んでしまい、飛ぶ時には、身につけている衣類はすべて残されてしまいます。なので、飛んだ先では真っ裸。まずは服を探すことから始めなければいけません。

で、時代が前後するのと、何歳のヘンリーが飛んでいるのかで、物語は複雑になっていきます。髪型が少しずつ違ったり、経験していることがが少しずつ違ったり。ヘンリーとクレアの結婚式では、式直前に飛んでしまったリアル・ヘンリーの代わりに、未来から来たヘンリーが登場したりもします。

待つことに疲れていくクレア。覚悟の上の結婚だったのでしょうが、突然いなくなってしまうヘンリー。いつ帰ってくるか分からない夫を待つクレア。そして妊娠。しかし、タイムトラベルする能力はお腹の子に遺伝してしまい、お腹の中からタイムトラベルし何度も流産することに・・・。悲しみのクレア。

恋愛映画の醍醐味は、恋人たちの意思の力だけではどうにもならない障害にあるとはいえ、時間と空間という人間には越えられるはずもないような障害が二人に迫ります。現代科学では解明できるとは思えない現象。その本当の原因は、劇中語られることはありません。

待つ人生はつらいだけ。そして、時はうつろいやすいモノ。流れ行く永遠の時の中で、出会っては別れてゆくふたり。それでも二人には、確かな愛があったのでしょう。永遠の別れが訪れても、きっとまたいつか出会える。それが一瞬だとしても・・・。

SF設定を軸に、究極の障害を乗り越え、時空を超えて愛を貫き通す永遠の恋人たちを描くラブストーリー。

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2009.10映画鑑賞総括

10月の劇場での映画鑑賞は13本。今年の累計87本。今月は多めの本数で推移しました。

1001   アドレナリン:ハイ・ボルテ―ジ
1003   サガン-悲しみよ、こんにちは-
1005   アンティーク~西洋骨董洋菓子店~
1007   男と女の不都合な真実
1009   30デイズ・ナイト
1013   ATOM
1015   さまよう刃
1020   あなたは私の婿になる
1022   路上のソリスト
1023   エスター
1026   幸せはシャンソニア劇場から
1028   サンシャイン・クリーニング
1030   きみがぼくを見つけた日

今月は、アクション、サスペンス、ホラー、ドラマとバラエティに富んだ作品がありました。中でも、遅れて新潟市内で公開のミニシアター系作品が多かったです。それも良作に恵まれました。

特に良かったのは、「幸せはシャンソニア劇場から」。予告編も見たことがありませんでしたし、期待も全くしていませんでしたから、その分もあり、良かったです。最初はどうなることかと思ってみていましたが、中盤から終盤にかけての展開は、ぐいぐいと引き込まれる感じで、実に感動的で良くできていました。

音楽を題材にした作品は、「路上のソリスト」もありましたが、やはりこちらも良い作品でした。それも実際の出来事を題材に作られていると言うところも凄いです。このようなドラマティックな物語が、現実にあるのですから、本当に素晴らしい。音楽は人を優しくし、そして幸せを呼ぶ力があるのかもしれません。

サスペンス・ホラーもなかなか面白い作品がありました。「30デイズナイト」「エスター」です。「30デイズナイト」はオーソドックスな内容ではありますが、カメラアングルが変わっていて、面白く、それが怖さを醸し出してくれます。「エスター」は、新感覚のホラーでしょうか。オカルトなのかと思ってみていると実は切実なドラマだったという作品で、オカルトでなく現実に近い方が怖いと言うことを思い知らされました。

来月11月は、今月始まってまだ観ていない作品を観た後は、「イングロリアス・バスターズ」「2012」「ニュームーン/トワイライト・サーガ」と期待作が目白押しです。今年もあと2ヶ月。劇場での年間100本鑑賞としては、ようやく先が見えてきた感じですが、年末までは公開される本数があまり多くないので、どうなりますか。

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「サンシャイン・クリーニング」鑑賞

先日、「サンシャイン・クリーニング」を観てきました。クリスティン・ジェフズ監督作品。出演:エイミー・アダムス(「ナイトミュージアム2」「魔法にかけられて」「ダウト」)、エミリー・ブラント、アラン・アーキン、ジェイソン・スペヴァック、スティーヴ・ザーン、メアリー・リン・ライスカブ、クリフトン・コリンズJ.R.他。

ローズ(エイミー・アダムス)は30代半ばのシングルマザー。ハウスクリーニングの仕事をしながら8歳の息子オスカーを育てている。妹ノラ(エミリー・ブラント)にオスカーを預けて不動産業の資格取得講座に出かけると言っては、不倫相手の刑事マック(スティーヴ・ザーン)と会いに行っていた。マックから事件現場を清掃する仕事で大金が稼げると聞かされたローズは、嫌がるノラを無理矢理連れだし、犯罪現場の清掃業を見様見まねで始めるのだが・・・。

高校時代はアイドル的存在のチアリーダーだったローズ。しかし、今では、一人で息子を育て、生活に追われ、恋愛にも行き詰まり、久しぶりに会った同級生には「高校時代はスターでも今はカスよ」とまで言われることもありました。夢や希望はある。不動産業の資格も取りたい。不倫相手とはいつか結婚出来るのでは?と儚い希望もあった。しかし、現実は思うようにいかず、いつも「私は強い」と鏡に向かって自分を励まし、歯を食いしばって生きていました。

そんな彼女が事件現場の清掃をすることになります。肉片やら血しぶきやら惨劇の痕跡を初めて見た時の表情はとてもユーモラス。そして、現場に漂うニオイまでもが画面から伝わってくるようにも感じられます。

現場には死者の生きていた時の痕跡がありありと残っていました。その一つ一つにリアクションをとっていては仕事にならないのでしょうが、姉妹には悲しい過去があったのです。その過去をフラッシュバックさせていく二人。それでも、痕跡を洗い流していかなければならないのです。

最初は手探りでしたから、違法行為もありましたが、協力者も現れ、仕事は順調に進んでいくかのように思えました。が、ある事件が発生してしまいます。そして、愛人ともうまくいかなくなり、なにもかもいやになってしまいますが、その時、優しく手をさしのべてくれたのは・・・。

姉妹、親子、幼い頃に亡くした母親。様々な家族の有り様を、主人公同様、自分に重ね合わせて観ることが出来ます。自分も母親になった。そんな時思い起こすのは母親のこと。なにを思っていたのか。どんな風に子どもを見ていたのか。ただ、伏線らしいモノは、投げっぱなしなのは、惜しくもありますが、それが作品全体に漂う不思議な感覚になっているのかもしれません。

事件現場をクリーンアップするビジネスで人生の一発逆転を狙う物語は、ユーモアたっぷりに、そして、切実な人生の悲喜交々を感じられる作品になっています。「リトル・ミス・サンシャイン」の製作チームが贈る心温まる人間ドラマ。

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「幸せはシャンソニア劇場から」私的映画考Vol.203

先日、「幸せはシャンソニア劇場から」を観てきました。クリストフ・バラティエ監督作品(「コーラス」)。出演:ジェラール・ジュニョ、カド・メラッド、クロヴィス・コルニアック、ノラ・アルネゼデール、ピエール・リシャール、ベルナール=ピエール・ドナデュー他。

1936年、パリ。ミュージックホールのシャンソニア劇場は、経営不振のため閉鎖となってしまう。30年以上この劇場で幕引きを務めたピゴワル(ジェラール・ジュニョ)は無職の上、妻にも逃げられ、息子のジョジョも妻の元へ。失意の日々を送るピゴワル。芸人仲間のジャッキー(カド・メラッド)とミルー(クロヴィス・コルニアック)と一緒に、再度営業を始めようと劇場を占拠する。そこに、歌手志望の美しい娘・ドゥースがやって来る。ドゥース(ノラ・アルネゼデール)はアナウンス嬢として採用されるのだが、彼女の歌声は観客を魅了し始め、劇場は連日、満員になるのだが・・・。

主人公であるピゴワルが警察に自主する場面から始まります。「人を殺した」と。ことの成り行きを回想するカタチで物語は展開します。町並みは、その当時の風景を描き出します。第1次大戦と、第2次大戦の間。重苦しい時代だったのでしょうが、人々は娯楽を求めていました。贅沢とまではいかないけれども、何か楽しみが欲しかった。決して裕福ではないけれど、心は豊かだった。そんな時代。

その娯楽を求める人たちの声に応えるのが、シャンソニア劇場の人々。給料は安かったり、もらえなかったり。それでも、観客に喜んでもらえる芸を見せる芸人たち。それを支える裏方たち。貧しくっても辛くても、楽しかった。それなのに、劇場は閉鎖。皆は路頭に迷うことに。

ピゴワルは妻に逃げられ、息子のジョジョとふたり暮らし。ジョジョは父親に隠れて、近所に住む”ラジオ男(ピエール・リシャール)”と呼ばれる引きこもり老人宅へ行き、アコーディオンを習います。そして、町に出て流しのアコーディオン弾きをして、稼いでいました。

ところが、母親が再婚し、町に戻ってきたと言います。無職のピゴワルにジョジョを扶養できるはずがありません。そして、ジョジョは妻の元へ。定職に就かなければ、唯一の心のよりどころであった、ジョジョとの生活もままなりません。

そして、一念発起。人手に渡っていたシャンソニア劇場を占拠し、再び灯をともそうと立ち上がります。バラバラになっていた仲間たちを集め、オーナーを説得し、なんとか再建に成功。が、今までの芸人だけでは物足りない。オーディションを開きます。

オーディションに集まる芸人たち。まあ、ユーモラスです。こんな芸でもその当時の人々には娯楽となっていたのか?疑問は残りますが、それぞれに楽しい芸で笑わせてくれます。そして、最後に現れたのはドゥースと名乗る若い女性。なにやらシャンソニア劇場との因縁があるようです。

初日の興行でドゥースはアナウンス嬢として、登場しますが、ひょんなことから歌うことになります。そして、大成功。その歌声に観客は魅了されていきます。最初はアカペラ。そして、ピアノが手探りで伴奏に入り、最後はオーケストラ。大喝采を受けます。

あっという間にスター歌手になってしまったドゥースは引き抜かれていってしまいます。そして、再びシャンソニア劇場は閉鎖されてしまうのでした。ピゴワルはジョジョに会うことが出来るのか?シャンソニア劇場の運命は・・・。

終盤、泣き所はやってきます。ジョジョとの再会のシーン。なにもなくなってしまったピゴワル。夜中だというのに、なにやら街角から歌声が聞こえてきます。仲間たちでした。そして、アコーディオンの音。ジョジョでした。狭い町中の明かりが付き、人々は何事かと顔を出します。怒鳴られても、罵声を浴びせられても、歌声は止むことはありませんでした。

様々な伏線を集約しながら、物語はクライマックスへ。シャンソニア劇場は再度復活しますが、悲劇はやってきてしまいます。

幸せはすぐ側にあるはず。でもそれに気づかない。手から零れてしまった幸せは、自らが努力して掴むモノ。海はどこにだってあるのだから。「ショーより楽しい商売はない」を地でいく中年芸人やスタッフたちの奮闘ぶりに笑い、重苦しい時代の中でも、音楽や芸に魅せられ、必死に生きようとする芸人たちの姿を描いた音楽劇。感動のエンターテインメント作品となっています。

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