カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2015/05/21

デアゴスティーニ「週刊 ミレニアム・ファルコン」創刊

各種週刊マガジンを販売するデアゴスティーニ・ジャパンから、毎週送られてくるパーツで直径80.8cmという大きさのミレニアムファルコンを組み立てる「週刊 ミレニアム・ファルコン」が2015年5月19日創刊しました。

今年は映画「スター・ウォーズ」シリーズの新作「フォースの覚醒」が公開されるということで、ジワジワとスターウォーズブームが来ている感じがしますが、ついに巨大なミレアニムファルコンを作ることができる夢のような企画がスタートします。

本モデルは、スクリーンに登場するミレニアム・ファルコンの外観を精密に再現していて、亜光速ドライブや各種照明は点灯可能ですし、着陸脚と搭乗タラップは可動式で、電子装置によって上下します。また、独自の脱着式アッパーパネルを採用し、コクピット、テクニカル・ステーションやホロゲーム・テーブルを備えた主船倉、ハン・ソロが密輸品を隠した収納庫など、船内の細部を確認することができるのです。これはすごい!!

さらにマガジンには、「スターシップファクトファイル」「宇宙飛行の秘密」「銀河系ガイド」と興味深い内容が目白押し。スターウォーズ再起動の年にふさわしい企画でしょう。

ホームページには、定期購読を25号まですると「ダースベイダー」のフィギュアがもらえると言うことなのですが、その先は特典があるかどうかは、わかりません。

創刊1号は799円、2号以降は1998円となっています。100号を予定と言うことですので、198,601円(消費税8%換算)。このおよそ20万円という価格が高いか安いかは、本人次第というところでしょう。2年間作り続けるわけですが、置き場にも困る代物です。トホホ。悩みどころです。

しかし、なかなか興味深い商品です。

2015/01/09

デアゴスティーニ「週刊 マイ 3D プリンター」創刊

各種週刊マガジンを販売するデアゴスティーニ・ジャパンから、毎週送られてくるパーツで実際に物の作れる 3D プリンタを組み立てる「週刊 マイ 3D プリンター」が創刊しました。

約1年間かけて組み立てることのできる 3D プリンタ「idbox!」は、最大造形サイズが幅150×奥行き130×高さ 100mm、積層ピッチが 0.1mm という本格的なもの。購読することで、3D データを作るモデリング ソフトウェアの使い方も学べるのです。すでに第1号を2015年1月5日に発売済みで、全55号予定。

これは凄いことです。機能を学びながら、自分で組み立てていき、最終的には実際に使える3Dプリンタができあがるのですから。総額108,891円(創刊号999円、以降1,998円)で実現するというのですから、これまた凄い。

現在、10万円台から3Dプリンタは手に入るようにはなっていますが、作る楽しみがプラスされてるのが、デアゴスティーニの週刊マガジンの良いところとは言えますが、反面、すぐに欲しいという人には向いていないと言うのもあります。1年後には、さらに実売価格が下がっていると思われますので、この「週刊 マイ 3D プリンター」が高いか安いかは、気持ちの問題と言えるでしょう。

しかし、なかなか興味深い商品です。

2014/12/25

私的読書考2014

早いモノで今年2014年も、残すところ1週間ほどになりました。と言うことで、今年を振り返るシリーズ。今日は読書です。

今年2014年に読んだ本は19冊でした。すべてが文庫本。月に2冊平均です。2002年に54冊読んだ以降は年々減ってきていて、2003年以降は30冊前後が続いていて、さらにここ数年は減ってきていました。昨年は少しだけ盛り返して25冊になりましたが、今年はさらに減少してしまいました。19冊中、3冊が電子書籍でした。

19冊の作者別内訳で多いのは、東野圭吾氏5冊、2冊は3人いて、有川浩氏、法条遙氏、初野晴氏となっています。

東野圭吾氏の作品は、今年も映像化されることが多かったので、観る前に読むとしているので、多くなりました。「眠りの森」「嘘をもうひとつだけ」の加賀恭一郎シリーズ、 スキー場を舞台にした2作「疾風ロンド」「白銀ジャック」と、新たなシリーズを予感させる「マスカレード・ホテル」の5冊でした。「マスカレード・・・」では、連続殺人を防ぐためにホテルで潜入捜査をする刑事とその補佐をするホテルマンの話し。何人もの登場人物がホテルで起こす人間模様が事件へと絡んでいくさまは興味深かったです。

有川浩氏は「ヒア・カムズ・ザ・サン」と「三匹のおっさん」の2冊。「ヒア・カムズ・・・」はサイコメトリー能力を題材にした2編。オリジナル作品と、舞台版のノベライズ版。2作とも感動的で良い作品でした。「三匹のおっさん」は今はいなくなってしまった古き良き時代の親父たちが活躍する連作短編集。小路幸也氏の「東京バンドワゴン」も読みましたが、昔はお節介なんだけど、人情味に溢れたこんなおっさんたちがいっぱいいたんだよなあ。と思わせてくれる作品でした。

他にも、久しぶりに「赤毛のアン」シリーズの「アンの青春」を読みましたし、桜庭一樹氏の直木賞受賞作品「私の男」も映画館で観る前に読みました。映画も良かったですが、原作はさらに良いです。森見登美彦氏の「ペンギン・ハイウェイ」は懐かしくて、優しくて、それでいてSF的大冒険活劇で、ラストは感動的でもあるという大好きな作品です。

読書は自分では考えつかないこと、体験できないようなことを見せてくれ、そして、テーマについて考えさせてくれます。映像作品もそれはそれで良いのですが、読書は、より想像力をかき立ててくれます。来年もそれほど多くは読めないでしょうが、無理のない程度にいろんな本を読んでいきたいと思っています。

2014/09/10

私的図書館考 その2

ここ数年、新潟市の図書館に通っています。最近の図書館はインターネットを利用することで、便利に活用することができます。元々は絵本を借りることをメインにしていましたが、最近では、CDやDVD等も借りるようになっています。

あいかわらず、月に数回図書館へ通う日々を送っています。先日、こんな事がありました。

図書館では、在庫していない図書に限りリクエストを受け付けています。問題がなければ、1ヵ月もすれば、借りることができます。これまでにも、絵本を中心に何度もリクエストをお願いして、借りてきました。

が、先日リクエストした図書が、断られました。

バルタンとてぶくろ」と言う本です。「ウルトラかいじゅう絵本」シリーズの1冊で、あいうえお館から出版されています。児童文学の名作をウルトラマン等に登場する怪獣を擬人化したモノで、これは「てぶくろをかいに(作:新美南吉)」のきつねの親子をバルタン星人の親子に置き換えたモノ。

他にも、

おむすびとかいじゅうのくに 【おむすびころりんより】
ブースカのふゆじたく 【アリとキリギリスより】
カネゴンとかきのたね 【さるかにがっせんより】

などがあります。このいずれもが、リクエスト却下となりました。理由としては、「名作文学を怪獣に置き換える意味が分からない」と言うモノでした。怪獣という架空の動物で、名作文学を語るとは何事か!と言うことらしいのです。

言い分は分からないではないですが、まるで怪獣が低俗であるとか、公序良俗に反すると考えているようではないですか。怪獣と言えば今では、「KAIJYU」という英単語があるほど世界的にも認知されたものです。と言うことは日本の文化のひとつであるウルトラ怪獣を否定していると言うことにも通じるのではないでしょうか?

言い過ぎかもしれませんが、少々腑に落ちない却下の判断にもの申したい気分の愚痴でした。

2014/04/07

森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」

先日、森見登美彦の「ペンギン・ハイウェイ」を読みました。

小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。第31回(2010年) 日本SF大賞受賞作品 。

これまで氏の作品は何冊か読んだことはありましたが、ファンタジックな内容が多い印象を持っています。SF大賞受賞作品と言うことでしたが、本作もファンタジックな内容ではありますが、科学的でもありましたし、フィクションでもありました。なので、やはりSFなんだろうなあと。

ちなみに「日本SF大賞」とは、日本のSFであれば、メディアや芸術のジャンルにかかわらず、受賞の対象となる賞で、小説以外にも漫画、映画、アニメ等が受賞しています。

これまで、「四畳半神話体系」「太陽の塔」「有頂天家族」と京都を舞台にした奇妙奇天烈な物語を読んできましたが、本作は京都が舞台ではなく、郊外の山手にある新興住宅地が舞台です。時代的にも昭和の香りが漂う頃。これまでの著作と比べてみれば、SF設定が存分に入っているし、主人公は少年だし、と言うことで、少しジャンルが違うのかな?という感じはしますが、奇妙奇天烈と言う観点からそれば、同系統の作品である事には違いありません。

ティーンエイジャーを対象にした小説=ジュブナイルのような様相を呈していますが、大人が読むと、ノスタルジックな気分にもさせてくれる作品です。少年時代をあんな風に過ごせたら、毎日が楽しくて仕方がなかったのだろうなあと。懐かしくもあり、せつなくもあり。いじめっ子的なガキ大将やその取り巻き、臆病な友だち、賢いのだけれど勝ち気な女の子・・・。もっとも素敵な存在は、主人公の父親。少年の気持ちをくみ取り、行く道を示してくれる。結論を出すことなく、言い過ぎず、すべてを見守ってくれているという感じ。実に大きな存在です。

主人公アオヤマ少年は小学生。これが実に聡明で勉強熱心。昨日より今日、今日より明日の自分は確実に立派になっていること。これが当面の目標。学んだこと、気づいたこと、発見したことは常にノートに書き留めておく。素晴らしい学習意欲というか向上心に満ちています。そんな彼の住む街で奇妙な出来事が起こり始めます。

まずは、ペンギンの大行進、図鑑に載っていない生物の出現。謎の物体“海”。そして、気になる存在、歯科医のお姉さん。一見、バラバラに発生していた出来事が、集束されていく様は痛快そのもの。終盤、事件は少年少女達の手を離れ、世間を騒がしていきますが、最後は主人公のアオヤマ少年がきっちり落とし前を付けます。

そして、別れの時。少年は一夏の夢のような経験を通して、一歩、大人への階段を上っていくのですが、そこには別れがつきもの。出逢いが人を成長させ、別れが人を強くしてくれるに違いありません。少年の未来は、可能性は、無限に広がっていくのです。感動的なラストシーンに、ちょっぴりウルッと来てしまいました。

SFというと敬遠してしまう方もいらっしゃるのでしょうが、少年少女が経験した一夏の冒険ファンタジーとして、気軽に楽しんでいただくことができると良いかもしれません。ぜひ。オススメの一冊です。

2013/12/25

私的読書考2013

早いモノで今年2013年も、残すところ1週間ほどになりました。と言うことで、今年を振り返るシリーズ。今日は読書です。

今年2013年に読んだ本は25冊でした。すべてが文庫本。月に2冊平均です。2002年に54冊読んだ以降は年々減ってきていて、2003年以降は30冊前後が続いていて、さらにここ数年は減ってきていましたが、少しだけ盛り返して25冊になりました。今年、変わったことと言えば、電子書籍で読んだ本が増えたことでしょう。SONYのReaderとスマホのSO-05DのReaderアプリで読みました。25冊中、8冊が電子書籍でした。

25冊の作者別内訳で多いのは、荻原規子氏5冊、東野圭吾氏3冊、伊坂幸太郎氏3冊となっています。続いて、2冊は3人いて、有川浩氏、新しいところで、法条遙氏、随分前に読んだオースン・スコット・カード2冊となっています。

今年は荻原規子氏を多く読んだのは、以前から気になっていた「RDGレッド・データ・ガール」がアニメ化されるということで、読みまくりました。全6巻中5巻までを電子書籍で読みました。原作小説は実に面白かったですが、アニメは非常に駆け足で、少々物足りない内容でした。最終6巻が、まだ文庫化されていないので、いつか読みたいと思っています。

東野圭吾氏の作品は、今年も映像化されることが多かったので、観る前に読むとしているので、多くなりました。「プラチナデータ」は、小説の方が圧倒的に良かったです。映画版は大事な部分をばっさりカットしていて、動機が不鮮明になっている印象でした。「真夏の方程式」は小説版も映画版も良かったです。子どもを苦手とする湯川准教授が、一夏を子どもと過ごすというところが良かった。あとは「カッコウの卵は誰のもの」も読みました。托卵するカッコウをモチーフに、血の繋がらない娘を育てる父親との物語。終盤は感動的でした。

伊坂幸太郎氏の「SOSの猿」「バイバイ、ブラックバード」「オー!ファーザー」の3冊。あいかわらず、ちょっと不可思議な設定の元、ミステリーが繰り広げられます。「SOSの猿」では、孫悟空の分身だという少年が、「バイバイ、ブラックバード」では、5股を掛けていた男が、「オー!ファーザー」では4人の父親に日々悩まされている少年が、それぞれ登場し奇想天外な冒険をします。「オー!ファーザー」は、ここまで来ると気持ちいいくらいの、伏線がスッキリと決まり、構成が実に良くできています。

坂木司氏は一冊でしたが、「和菓子のアン」を読みました。デパ地下の和菓子屋さんを舞台に、生活の中にある事件を解決していきます。様々な和菓子の成り立ちや説明が鮮やかにされていて、実に和菓子が食べたくなる作品でした。

オースン・スコット・カードは、以前読んだアルヴィン・メイカーシリーズが気に入っていたのですが、今回「エンダーのゲーム」が映画化されることになり、原作小説を先に読むことになりました。内容からするに、現在の映像技術だからこそ、映像化できるのだろうなあと思えました。公開が楽しみです。

法条遙氏の「リライト」「リビジョン」の2冊を読みました。筒井康隆氏の「時をかける少女」をモチーフとして、その裏舞台を描くような作品で、時のシリーズ4部作の内の2作。タイムパラドックスものは、実にややこしく、過去に遡ることによって、起こる事象が複雑に描かれています。今後どんな展開を見せるのか楽しみです。

他にも、森見登美彦氏の「有頂天家族」、有川浩氏の「県庁おもてなし課」「空飛ぶ広報室」、堀辰雄氏の「風立ちぬ」等、映像化作品を多く読みました。

読書は自分では考えつかないこと、体験できないようなことを見せてくれ、そして、テーマについて考えさせてくれます。映像作品もそれはそれで良いのですが、読書は、より想像力をかき立ててくれます。来年もそれほど多くは読めないでしょうが、無理のない程度にいろんな本を読んでいきたいと思っています。

2013/03/25

収納はむずかしい?!

いっこうに片付かない家の中。増え続けるCD、DVD、ブルーレイに、コミック、文庫本の書籍類。訳あって、寝室とそのクローゼットを強制的に片付けることになりまして、今回、ようやくですが、収納用のラックを購入しました。

いろいろと検討したのですが、結果、ベルメゾンの「壁面キャビネット」を2セット発注しました。まだ到着していないのですが、到着が待ち遠しいです。幅90cm×奥行き32cm×高さ250cmでつっぱり式になっています。色はホワイト。扉付きなので、日焼けや埃の心配もありません。組み立て式なので、かなり時間は掛かるようですが(大人2人で60分)、こういうのは好きな方なので、楽しみながら組み立てようと思っています。

価格は1セット29,990円。それに大型商品送料が3,200円掛かります。さらに、組立をしてもらうとすると、1000円掛かります。2セット買うと全てが倍付けですから、結構な金額になります。

同商品には、色がナチュラル、ダークブラウンとあり、サイズも幅45cm、60cm、奥行き22cmと様々なタイプがあります。また、扉なしタイプで同様の商品、「壁面ラック(写真右側)」もあります。こちらは扉がない分、1万円ほど安価になりますが、埃や日焼けのことを考えたら、1万円けちるのもどうかと思い、2セットとも扉付きにしました。

これが、組み上がれば、かなりの量のコミック等書籍類が収納できます。何よりいままで、箱詰めのままだった石ノ森章太郎萬画大全集がようやく収納できます。段ボール箱のままでは、あの作品が読みたいなあと思っても、探すのが大変だったのです。他にも、増え続けるコミックはダンボール箱に入ったり、積み上がったりしていましたので、かなり片付くはずです。

CDも段ボール箱に入って、積み上がっていますが、ここ1年ばかり、iPodに録音するために、あっちこっちをひっくり返して、ごちゃごちゃになってしまっていました。とりあえずダンボール箱に押し込んでおいてありますが、それも並べたいとは思っていますが、それにはちょっと、棚板の数が足りなそうです。良く聞くところはiPodに録音したので、とりあえずは優先順位は低いであろうとは思っています。

どうも私は捨てるのが苦手なようで、いつか読むかもしれない、いつか見るかもしれないと思い、とっておいてしまいます。一定の量を越えたら処分するようにすれば良いのでしょうが、それもできません。今回、かなりの整理ができますから、今後は少し考えていないといけないですね。

2013/01/11

私的図書館考

ここ数年、図書館に通っています。最近の図書館はインターネットを利用することで、便利に活用することができます。元々は絵本を借りることをメインにしていましたが、最近では、CDやDVD等も借りるようになっています。

新潟市の図書館は23館(室)あります。新潟市内に住んでいるか、通勤・通学していれば、だれでも借りることができます。最初に貸出カードを作ります。貸出冊数は、図書・雑誌が10冊まで、AV資料は2点まです。期間は2週間ですが、図書・雑誌は予約がない限り、1回のみ期間を延期できます。AV資料は延期できません。図書・雑誌はどこの図書館で借りても良いし、どこで返しても良いですが、AV資料は取扱館のみ貸し借りができます。

図書館と言えば、実際に本棚を見ながら、借りたい本を探すというオーソドックスな借り方があります。が、今ではインターネットを利用することで、検索ができますし、予約もできます。他の図書館にある資料を取り寄せて、最寄りの図書館で借りることもできますし、新たに購入してくれる場合もあります。人気のある資料は順番待ちになりますが、確保されて利用が可能になると、メールで教えてくれます。

以前は自宅近くの図書館へ週末行っていましたが、その後、会社近くの図書館に変更しましたし、最近では、AV資料取扱館である中央図書館(ほんぽーと)を利用するようになっています。AV資料では、主にCDを借りています。最新のCDがあるわけではありませんで、古めのラインナップになっています。J-POPや洋楽、ジャズにクラシック、映画やアニメのサウンドトラック等々を無料で借りることができます。

最近の音楽番組では、昔の映像ライブラリを紹介する番組が多かったりして、こんな曲あったよねえと懐かしく思っていましたが、そうするとCDが聞きたくなるんですね。レンタル店で借りても良いのですが、そんな時はまず、図書館のホームページで検索してみる。結構あるモノです。ベスト盤を中心に借りていますが、無料ですから、こんなに便利なことはないです。あれもあるし、これもあると図書館で見掛けると、お金を出してレンタルしていたのがばからしくもなってきます。

図書にしてもCDにしても今では手に入らない資料もありますから、とりあえず読む、聞くだけであれば、図書館を上手に利用してみるのも良いかもしれません。まずは検索から。

2012/12/21

私的読書考2012

早いモノで今年2012年も、残すところ10日ほどになりました。と言うことで、今年を振り返るシリーズ。今日は読書です。

今年2012年に読んだ本は20冊でした。すべてが文庫本。月に2冊弱平均です。2002年に54冊読んだ以降は年々減ってきていて、2003年以降は30冊前後が続いていて、さらにここ数年は減ってきていて、ついに20冊になってしまいました。

20冊の作者別内訳で多いのは、村上春樹氏6冊、東野圭吾氏5冊、北村薫氏3冊となっています。例年多かった、伊坂幸太郎氏、坂木司氏、機本伸司氏はそれぞれ1冊となっています。

今年は村上春樹氏を多く読んだのは、「1Q84」が文庫化されたからです。本作は2010年に発表された大ベストセラー。BOOK1~3で構成されていて、それぞれが前編後編として分冊され、全6巻で今年発売されました。現実とは微妙に異なった世界「1Q84年」に紛れ込んでしまった男女が、「空気さなぎ」と言う小説を書くことによって、宗教団体「さきがけ」を巡る問題に関わっていきます。

で、BOOK1は4~6月、2は7~9月、3は10~12月となっていて、偶然ではありますが、ちょうどその季節に合わせて読んでいました。季節ごとの温度というのは、記憶するのは難しく、肌で感じられません。なので、季節を巡りながら物語も展開していきました。物語はあいかわらずの奇想天外でしたが、不思議な感覚にとらわれながら、いったい二人はいつ巡り会うのだろうと想いながら、読み続けました。

東野圭吾氏の作品は、今年も映像化されることが多かったので、観る前に読むとしているので、多くなりました。「使命と魂のリミット」に始まり、「東野圭吾ミステリーズ」としてドラマ化された「犯人のいない殺人の夜」「怪しい人びと」「あの頃の誰か」を読みました。さらにこれはまだ映像化されていませんが探偵ガリレオシリーズの「聖女の救済」の5冊でした。

続いて多かったのは久しぶりに読んだ北村薫氏。これもシリーズ3部作になりますが、「街の灯」「玻璃の天」「鷺と雪」のベッキーさんシリーズです。昭和初期を舞台に、上流家庭のお嬢様・英子とその運転手・ベッキーさんを主人公に、殺人から素人が考えた暗号の解読など、様々な事件を扱う物語。完結編の「鷺と雪」で直木賞を受賞しました。

中には殺人事件もありますが、ほとんどが生活の中にあるちょっとした出来事の真相を突き止めると言う物語。その時代では珍しかった女性の運転手ベッキーさんこと、別宮みつ子がシャーロックホームズバリの名推理で、ワトソンくん的な英子を真実へと導くという展開が面白いです。そして、戦争へと向かう昭和初期のどこか陰鬱とした時代をとらえていて、その時代故の物語に心を揺さぶられます。

もっと読んでいたのではと思っていた伊坂幸太郎氏の作品は、「あるキング」の1冊だけ。プロ野球への道を歩みキングとなることを運命づけられた少年を巡る物語。野球を知らなくてもその巧みな伏線に感嘆することでしょう。

坂木司氏も一冊「先生と僕」のみ。家庭教師の大学生と中学生の少年の物語。生活の中にある事件を解決していくのはあいかわらずですが、タイトルの通りではなくコンビは逆転しています。少年が“先生”で、狂言回しとなる家庭教師が“僕”なのです。ちょっと不思議な関係が面白い作品。

その他、初野晴氏のハルチカシリーズ第3弾「空想オルガン」も感動的な話しもあり良かったですし、始めて読んだ桜庭一樹氏の「ブルースカイ」も面白かった。様々な作家のSFアンソロジーとなる「ゼロ年代SF傑作選」も、アイディアが多様で楽しめました。

電子書籍端末SONY「Reader」ではほとんど読んでいなくて、今はスマホの「Readerアプリ」で読んでいます。まもなく1冊終わろうとしていますが、帰宅時に車の中で読むだけなのでなかなか進みません。年内に終わるかどうかというところなので、ここではカウントしませんでした。

読書は自分では考えつかないこと、体験できないようなことを見せてくれ、そして、テーマについて考えさせてくれます。映像作品もそれはそれで良いのですが、読書は、より想像力をかき立ててくれます。来年もそれほど多くは読めないでしょうが、無理のない程度にいろんな本を読んでいきたいと思っています。

2012/11/20

Xperia SXでスマホデビュー!その11

2012年8月、NTTドコモのスマートフォン、Xperia SX SO-05Dを購入しました。初めてのスマートフォン。大好きなソニー製品。楽しみながら勉強中です。

今日は、電子書籍アプリ「Reader」の詳細についてです。

Xperia SXにプリインストールされている電子書籍アプリ「Reader」。2012年8月上旬に購入してすぐに、実行してみました。が、これが不具合と思われる症状で使用することができませんでした。その時点では、勉強を始めたばかりと言うこともあり、分からないことだらけだったので、ちょっと後回しにしていました。

しかし、Reader Storeでは、2012年8月31日締切で、「電子書籍アプリ“Reader”をダウンロードするとソニーポイント300円分をプレゼント」というキャンペーンをやっていたのです。これはせっかくなのでいただかなくてはいけないと思い、本格的に始めることにしました。

アプリのアイコンをタップすれば起動するはずなのですが、何度やっても起動しません。これは何かおかしいんだなと思い。考えた末に、アンインストールすることにしました。プリインストールされているアプリを削除するのは、なんか嫌だなあとは思っていたのですが、このままでは埒があきませんから、思い切ってアンインストールを実行。

その後、「Google Play」から検索・ダウンロードし、インストールし直しました。そしたら、ようやく起動できました。良かった良かった。さっそく初期手続きを実行します。

Readerアプリを使用するには、My Sony Clubに入会する必要があります。わたしは入会済みでしたので、ログイン画面では、登録済みのIDとパスワードを入力します。これで、電子書籍Readerと共通のデータを使用することができるようになりました。

起動画面には、[本棚][お気に入り][Reader Store]が表示されています。[本棚]には購入済みの書籍の一覧が表示されています。本棚にある本を読む場合は、Xperia SX本体にダウンロードする必要があります。一度ダウンロードすれば、いつでも読むことができます。当然ですが、電子書籍Readerと共通の本棚になります。

本棚の書籍をタップして、画面を開いてみると、非常に見やすい画面です。文字の大きさは変えることができます。私は1画面に8行、19文字のサイズで読んでいます。ページめくりは左から右にフリックするだけ。左手で本体を持って、左手の親指でサッとフリックしてページをめくることができます。画面の輝度も変更できます。ハイライトを付けたり、ブックマークを付けたりもできますし、検索もできます。普通の電子書籍Readerと同じ使い方ができます。

これなら、十分使えます。電子書籍Readerでも十分小さいですが、それ以上に小さいサイズで手軽に本が読めるというのは、外出の際、ちょっとした時間をつぶすにはもってこいのアプリでしょう。

Reader Storeから直接、購入することもできます。が、読んでいない本が沢山あるので、まだやったことはありません。

なんと言っても、電子書籍アプリ「Reader」をスマホで使う時の利点はバックライトがあることです。前回、書きましたが、アクアくんでの帰宅時、周囲が暗くても問題なく読むことができます。

最近では、Reader Styoreの書籍データの数も増えてきて、7万冊を突破したようです。最新の書籍はまだまだ少ないですし、著者によってはまったく無い場合もあります。しかし、電子書籍自体がどんどん普及していけば、その点も徐々にクリアされていくようになるのかもしれません。

そして、対応端末が増えていけばますます、普及していくことにもなります。現在では、「電子書籍リーダー “Reader”」「Androidスマートフォン」「Androidタブレット」「PlayStation®Vita」で利用することができます。中でもスマホでの利用は、今後の展開を楽しみにしてくれている要因の一つです。

あ、キャンペーンのポイントはしっかりいただきましたよ。ソニーポイントが貯まると本が購入できるのです。便利だなあ。

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